渾身の一枚をプリントして言語化しよう
講評会の前に、「写真をプリントすることの良さ」についてゆ~とびさんがレクチャー。今年子どもが生まれたことで、撮るだけではなくプリントして飾る、普段から目にすることのできるプリントの良さを今まで以上に感じたという。
また大阪で写真展を開き、自分のプリントが大きく飾られたときのエピソードも話してくれた。PC画面では味わえない迫力、SNSとは違った反響など。さあ、今日撮った写真の中から一枚を選び、プリントして言語化しよう。
■ゆ~とびさんの作品
■生徒作品
中川一瑠さん
後藤 稲さん
奥山水月さん
中村 環さん
佐々木美貴さん
沖山美唯沙さん
技術以外に大切なことは? 「撮れちゃった写真」について
講評会では「渾身の一枚」を発表し、良い点と課題点を言語化する。3か所で約1時間半の撮影時間にもかかわらず、個々の視点や作風を生かした作品が出てきた。奥山さんは初めてモノクロに挑戦し、後藤さんはホワイトバランス微調整機能を使って独自の色彩で表現、佐々木さんは誰も気がつかなかった被写体を撮影していた。
そして最後は、今日一日を振り返りつつ、ゆ〜とびさんに質問タイム。
Q. 人を撮るときに意識していることは?
A. きれいな背景 (風景) を先に探して撮っている。
Q. 技術以外に大切なことは?
A. まずは楽しんで撮ること。そして極端に言えば、きれいだな、面白いな、などと思えたら強いと、気持ちや感性の部分について伝える。
一方、田崎先生からは「無意識に撮れちゃった写真の魅力についてご意見を聞けたら」と。「良い質問!」とゆ〜とびさん。考えて撮ると良い写真を撮れる確率は上がるけど、まとまりのいい写真ばかりになりがち。撮れちゃった写真には奇跡や発見がある。日々の練習として、言語化して再現性を上げること、感性のままにいっぱい撮ること、どちらもとても重要と話していた。
授業で使用したプリンター
エプソン EW-M973A3T
カラーインク4色 (CMY+グレー) に加え、顔料と染料の2種類のブラックインクによる豊かな階調描写が特徴。エコタンク方式のインクを採用し低印刷コストなので、インク代を気にせずプリントを楽しめる。写真部の活動にはぴったり。A3ノビ対応で写真展制作にも好適。
八丈島写真展は2024年11月29日よりエプサイトギャラリーで!
ゆ~とびさんが登壇する「CAPA博 2024」でも八丈島の写真を紹介します!
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【応募締切】2024年12月31日 (火)
- ゆ~とび
- YouTubeチャンネル登録者数15.9万人 (2024年10月現在) のフォトグラファー。初心者にも見てわかりやすい撮影テクニックや機材レビューなど、さまざまなコンテンツを発信中。風景、野鳥、夜景を中心に撮影を行なう。
→ YouTube │ → X │ → Instagram
- 東京都立八丈高等学校
- 八丈島唯一の高等学校。全校生徒130名弱の小規模学校ながら、写真部は3 年連続で「写真甲子園」の本戦大会に出場。学校全体として日ごろから、島の魅力を伝えるさまざまな取り組みを行なっている。
→ WEBサイト
第2回は2024年11月20日公開予定。写真展に向けて本格準備!
〈撮影〉平田龍乃介 (八丈写真館)