初めてのバレーボール撮影でも「アクション優先」なら確実に撮影できる
2階席からネット際の攻防を狙え!
2階席はアングルが高くなるものの、会場全体の雰囲気や、ネットの上から選手の表情を狙いやすい。特にネット際の攻防にはベストなポジション。スパイク、ブロックのバレーボールらしい写真が得られる。

エンドラインは選手の表情がよくわかる
エンドラインから、選手の表情を狙った。スパイクやレシーブなど派手なプレーでなくても、笑顔やハイタッチなどの様子を撮ることで、人間味あふれる表現が可能になる。これもスポーツ写真の魅力だ。

コートサイドから選手のプレーに肉薄
エンドライン寄りのコートサイドから。注目はスパイクを打っている選手の手。あえてひねることで、ボールの軌道を変えてブロックされないようにしている。アクション優先と高速連写で、この瞬間が撮れた。

躍動する筋肉の美しさを描く
スパイクを打つロレイナ選手をコートサイドから狙う。国内最高峰のリーグで活躍するアスリートの肉体とフォームの美しさを表現している。初めてのバレーボール撮影でも、アクション優先でここまで撮ることができた。

跳んでいる印象的な瞬間をキャッチ
バレーボールはチームスポーツ。攻撃するほかの選手も入れた写真を撮ると、競技の雰囲気がグンと増す。アクション優先を活用すると、ピントもスパイクを打つ選手に一瞬で合わせてくれた。

初めてで不安を感じたが納得のいく作品が撮れた!
目の前で繰り広げられる熱い戦いに、参加者たちは夢中でシャッターを切る。バレーボールは特にコートと客席が近い。スパイクやレシーブしたときのボールの音や、選手のジャンプの高さが間近に感じられて迫力満点だ。カメラを持つ手にも力が入る。
第2セットと第3セット間の15分間のインターバルで、一度集まってレンズ交換。「動きが速くて……」「こんなに近くでスポーツを撮ったことがなくて……」とやや苦戦気味の様子だが、「選手にすぐピントが合う」「連写でチャンスを狙いやすい」とアクション優先や高速連写をしっかり味わった。

白熱の試合はNECレッドロケッツ川崎が勝利。撮影した写真は、どれも見事に決定的瞬間を捉えている。これには築田さんも「みんなよく撮れている!」とビックリ。試合前に築田さんが解説したバレーボールの狙い方を、全員が確実に実践している。参加者からも「あっという間に試合が終わった感覚です」「またバレーボールを撮りたい」と満足の声が上がる。「EOS R1」「EOS R5 Mark II」、RFレンズと、バレーボール撮影を存分に堪能した一日だった。
今回撮影したエリアは、コートサイド、エンドライン、2階席。一般席でも1階のコートサイドやコートエンドはプレス席に近いアングルから撮影できるので、ぜひバレーボール撮影の参考にしてほしい。