繊細な春風景をどこまで描き出せるか!? 奥日光の夕景・朝景、森や高原の樹木を実写
千手ヶ浜
輝く新芽や雄大な中禅寺湖畔の風景で4500万画素の真の描写力を体感
■描写力を試す格好の雄大な風景が広がる
中禅寺湖の西端は一般車両は乗り入れ禁止のため、低公害バスで移動。南北2kmにわたり砂浜が広がる、千手ヶ浜の手付かずの大自然は格好の被写体だ。
■青い湖面をどこまで再現できるか期待が膨らむ
千手ヶ浜の近くの山道を少し登ると、中禅寺湖を見下ろす場所に出る。快晴の空のもと、青く染まった湖面に映える木々が生み出すダイナミックな風景にレンズを向けた。
■光り輝く芽吹きをカメラに収める
山道は樹齢200年以上のミズナラやハルニレなどで形成された豊かな森へと続く。芽吹き始めた木々の間から午後の太陽がきらめく、幻想的な光のシーンをカメラに収めていく。
夕暮れの湯ノ湖
日が暮れた後も時間の許す限り撮影
■太陽が山に沈むわずかな瞬間を狙う
小さな湯ノ湖は、撮影する方向を自由に変えて狙える。山の向こうに太陽が沈むギリギリのタイミング、急いで湖の東側に移動して、逆光に輝くネコヤナギを熱写した。
■描写力が試される夕暮れ時をじっくり撮影
光量の落ちる夕暮れどきこそ「EOS R5 Mark II」の描写力が試される。すっかり太陽が山に隠れてしまった後も、光芒差す山肌や蒼くなった湖面など、時間が許す限り撮り続けた。
夜明けの湯ノ湖
カメラをセッティングして対岸から昇る朝日を待つ
■移り行く光の変化を見極めて捉える
湖畔に立つホテルの前からは、湯ノ湖越しに男体山が一望できる。4月下旬とはいえ冬のような早朝の寒さに耐えながら、高原に訪れる朝の光の変化を見極め捉えていく。
■輝度差の大きな風景で描写力を確認
太陽が昇るにつれて、朝日に照らされ対岸の森が上のほうから輝き始める。輝度差の大きいシーンを「EOS R5 Mark II」はどのように描き出すのか。試行錯誤しながらその描写力を確かめた。
戦場ヶ原
米先生のアドバイスを参考に萌えゆく春にカメラを向ける
■湯川沿いに続く木道で早春の被写体を探す
戦場ヶ原は南北に縦貫する木道が整備されている。まず米先生が簡単に撮影ポイントをアドバイス。湯川沿いに続く木道で、被写体を探しながら撮影していくことに。
■戦場ヶ原の雄大な風景は高画素機が生きる絶好の被写体
抜けるような青空となったこの日。どこまでも広がる戦場ヶ原の雄大な湿原と、背景となる男体山をはじめとした山々は、「EOS R5 Mark II」とRFレンズの絶好の被写体となった。
■発売間もないレンズを試せるのもこのイベントの魅力
発売されたばかりの「RF16-28mm F2.8 IS STM」は広角マクロとしても使える。米先生の指導でこのレンズに交換して撮影。「思い切って木の芽に寄ると、ボケで芽吹きが引き立ちます」とアドバイスも。
■教えてもらったテクニックを「EOS R5 Mark II」で即実践
アドバイスを受けた参加者は、さっそく教えてもらった撮影テクニックや機材の操作を実践しながら、心と体に覚え込ませていく。
■参加者目線で親身に相談に乗る米先生
あちらこちらで足を止めて撮影しつつ、一人一人に撮り方を指導していく米先生。ときには参加者と並んで同じ被写体に向かいながら、親身に相談に乗っていた。
■プロから直接受けるアドバイスは新鮮
赤く変色した小川を発見。「こうした自然のちょっとした変化にも目を向けましょう」と米先生。見逃してしまいそうなポイントをプロから直接アドバイスしてもらい、早速狙ってみる。
■お互いの感想を確認できるのも撮影会ならでは
撮影会も後半ともなると参加者同士も打ち解けて、写真を見せ合ったり、「EOS R5 Mark II」の感触をお互い確かめ合ったりと交流が生まれた。これもフィールドで行なう撮影会の醍醐味だ。
高輝度側階調優先機能&ハーフNDフィルター撮影術
■湯ノ湖畔でハーフNDフィルターを試す参加者も
日ごろから風景を撮っている参加者が多く、既にハーフNDフィルターを使用する人も。今回は朝日や夕日の時間帯の撮影も多く、ハーフNDフィルターが活躍していた。
■朝夕はハーフNDフィルターで輝度差をカバー
「高輝度側・階調優先」でも白トビしてしまう朝日・夕日撮影では、ハーフNDフィルターを勧める。「1枚持つならND4のソフトタイプがオススメ。私は固定しない派なので、サコッシュに入れて首から下げ、すぐ取り出せるようにしています」。
■高輝度側・階調優先を多くの場面で使用
ハイライト部分の白トビを緩和してくれる「高輝度側・階調優先」機能。米先生の設定は基本的にオン。多くの場面で「D+」にしてを使っているとのこと。