「EOS R5 Mark II」の緻密な描写力が作品性を高める
■高解像画像をきっちり描き出す「PIXUS PRO-S1 Mark II」
出力体験に使用したのは、2025年3月に発売されたばかりのA3ノビ対応プロ向け8色染料プリンター「PIXUS PRO-S1 Mark II」。最新の機種とあって、「EOS R5 Mark II」の高解像度の画像を余すことなく引き出してくれた。

■決定的瞬間を確実に捉えてくれるプリ連続撮影を解説
シャッターを切る前の半押ししている間の画像を最大15コマ記録してくれる「プリ連続撮影」機能。動く被写体だけではなく、撮る人のタイムラグによる一瞬の遅れも助けてくれると解説してくれた。
■自然風景でも活用できる新機能
「風景でも動物や鳥を撮ることもあるし、浜辺の波などでもよく使います」と話す米先生。
■良かった点や改善点を全員にアドバイス
自分が撮影した写真の講評が聞けるのもこの撮影会ならでは。参加者が選んだ3枚の作品すべてを米先生が具体的にアドバイスしてくれる。参加者も聞き逃すまいと真剣な表情で講評に臨んでいた。
プリントすると見えてくる明確な意図を写真に込めよう
「EOS & PIXUS 風景ゼミナール」は、撮影が終了してすぐに最新のPIXUSプリンターで作品をプリントして、それを見ながら講評が行なわれることも特徴だ。
参加者は「PIXUS PRO-S1 Mark II」を使って、撮影した自分の作品を3点選んでプリントする。高精細な「EOS R5 Mark II」の画像を余すことなく描き出す再現性に感銘を受けていた。撮影後にプリント出力しない人も増えている昨今だが、実際にプリントされた作品の美しさを見ることで、その魅力を改めて再認識することができた。
参加者全員のすべてのプリントが並んだ様子は圧巻の一言。その作品1枚1枚を的確に講評していく米先生。「プリントすると、どこにピントが合っているかが一目瞭然。これだけはあとから変更できないので、どこにピントの位置を合わせるか、意図を持って撮影することが大切です。そうすることで、例えば絞り開放で撮っていても写真がシャープに見えるようになります。逆に意識しないで撮ると、絞っても写真がシャープになりません。見てくれる人に狙いが伝わりやすくなりますから、自信を持ってこの場所にピントを合わせたと言えるようになりましょう!」そんな米先生の言葉を参加者も深く心に刻み込んでいた。
コロナ禍もあり、長く中断を余儀なくされた「EOS & PIXUS 風景ゼミナール」。今回、久しぶりに開催することができたが、参加した皆さんの満足げな表情がとても印象的だった。