CAPAのモータースポーツフォトコンテスト「流し撮りGP 2025」開幕! 第1戦の結果を発表します。
「流し撮りGP 2025」開幕! アップの作品が秀作揃い
今シーズンの開幕戦は、フォーミュラマシンのドアップ写真に秀作が揃いました。ここ数年、マシンのサイズを大きくとらえるアップ作品の率が高くなり、ヘルメット越しに選手の表情を狙う作品も多くなりました。画質もAFも高性能なミラーレス機と超望遠ズームレンズの一般化が大きく貢献して、皆さんの流し撮り作品に影響を与えていることを感じます。
〈流し撮りGP審査委員長〉小林 稔
GP1位「HUMAN MOTOR SPORTS」内貴隆仁 (ルーキー応募)

作者コメント
高速で走り、大きな負荷がかかる中で繊細な運転をしなければならないフォーミュラマシン。バイザー内に見える表情が、モータースポーツがスポーツであるというものを改めて感じさせてもらいました。
GP2位「雨のち晴れ」野中翔平 (ルーキー応募)

作者コメント
雨上がりの路面のハイライト、路面から出る湯気の質感を意識して撮影しました。
雨上がりのモノトーンな世界に鮮やかな黄色のアクセント。マシンのある風景写真です。
GP3位「GoldenHour」西 圭一

作者コメント
MOTEGIの夕陽と、KTMのホワイトカラーの調和。
定番ポイントの定番要素をすべて極めた美しい作品。夕陽、マシン、背景、全部キレイです!
GP4位「No.1」橘 敬介 (ルーキー応募)

作者コメント
ウイニングランでヘルメット内に光が差し込む場所を選んで撮影しました。
選手も撮影者もお互いの存在を意識しあっている。良いスポーツポートレート作品です。
GP5位「夕暮れを駆ける」拭石 学 (ルーキー応募)

作者コメント
スーパーフォミュラ開幕前の合同テストは夕方まで走行があり、作品は終了間際に撮影したものです。冬の美しい夕暮れの中を駆けていく高星選手、ニューマシンのカラーリングもカッコよかったです。
高速シャッターでピタリと止めた! マシン全体のシャープな描写がすごくイイ感じの作品。
GP6位「流星」小林祐太

作者コメント
メインストレートを疾走する65号車をスローシャッターで撮影することで、ヘッドライトとポジションディスプレイの光を流れ星のように流すことができました。
色彩演出としての背景選びと低速シャッター選択がキマリました。正確な流し撮りも良い。
GP7位「その先にあるもの」鈴木京一

作者コメント
初のSUPER FORMULA走行となった小山美姫選手。夕方の鈴鹿ヘアピンは逆光になりドライバーの表情が良く見えます。逆光でも目をしっかり開いてる、その先にあるのは輝ける未来か? いや、200Rです (笑)。
赤白の背景にドライバーの表情。その両方がしっかりと光に照らされた瞬間を狙って成功!
GP8位「bright」君島正弘 (ルーキー応募)

作者コメント
雨のS-GT公式練習Day1にて撮影しました。ヘッドライトの光量が強く、雨も相まって独特の雰囲気になっていました。豪雨の中走ってくれたチームとドライバーに感謝。
フィルター効果的なライトのニジミに金網のクロス跡も活用。インパクトある仕上がり!
■流し撮りGP 2025 年間ランキング
アップのフォーミュラ写真に求められるすべての要素が非常に高いレベルで揃った秀作です。斜光に照らされたヘルメット内の表情がスポーツポートレートの存在感を際立てます。飾り過ぎないストレートなレタッチにも好感が持てます。