ブース以外の面白いエリアを発見
会場の一角に、シートで囲まれた気になるエリアがあったので覗いてみると、アナログプリントをまとめて展示しているエリアだった。大判のフィルムカメラや引き伸ばし機も展示されていた。さまざまな35mmフィルムもあって、根強いフィルム人気が感じられる。

会場のあちこちに、かなり異質な空間が設けられている。ブースが埋まらなかった空きスペースを無理やり埋めたというわけではなく、実際に撮影ができるように主催者が用意したエリアとのことだった。


会場の外にあるフォトスポットでは、クレーン車のゴンドラに乗せてもらって撮影ができる。天気が良ければ高い位置から面白い写真が撮れそうだが、あいにくの雲り空だった。

ニュルンベルクのカメラミュージアムも、エントランスホールに出展していた。アンティークなカメラに加え、ブロックで作ったユニークなカメラや針穴カメラなど、さまざまなカメラを手にすることできた。カメラミュージアムに行ってみたいと思わせてくれる。

「TIPAアワード2025」授賞式も開催
私も選考に参加した「TIPA World Awards 2025」(TIPAアワード2025) 受賞盾の授与式が、「Imaging World」1日目の終了後に隣のホールで開催された。「Imaging World」に関わったほとんどの人が着席して、食事をしながら贈呈式を見ることができる。規模は過去最大だろう。「Imaging World」の閉場後に、毎日アフターコンサートが開催される会場でもあるので、これまでにないレベルの豪華で大規模なセレモニーとなった。

受賞者全員による記念撮影の後には、アフターコンサートも行われた。

「Imaging World」の会場が思ったほど広くなかったこともあって、パリのフォトイベント「Salon de la Photo」にも足を伸ばして取材することにした。次回は「Salon de la Photo」の様子をお伝えしよう。
