展示以外のイベントも楽しめる
中古カメラ市
会場のエントランスはカフェテリアになっていて、その一角で中古カメラ市が行われていた。ジャンクかビンテージか微妙な商品もあるが、値段はついていない。掘り出し物が見つけられそうな気配だけはある。一部の高価なカメラはショーケースに入れられていたのと対照的に、ネジだけパッケージしたものもあったりと品揃えもユニークだ。


開放的なカフェテリアにはキッチンカーが出店していて、来場者や出展者がランチを楽しめるようになっていた。

フォトウォーキング
リコーの「GRフォトウォーキング」に参加させてもらった。スタッフを交えて10名ほどで、会場周辺を約1時間撮り歩くというもの。 会場のあるLa Villette (ラ・ヴィレット) 公園は被写体が豊富。カメラ操作は同行するスタッフが解説してくれるので、時間いっぱい撮影を楽しめた。

アナログクロニクル
「アナログクロニクル」ののぼりを掲げていたのは、99 Cameras Clubが主催するカメラミュージアム。懐かしいフィルムカメラが展示されていた。


書籍販売コーナーは多くの来場者で賑わっていた。写真集だけでなく撮影テクニックやレタッチの解説書など、写真関連のさまざまな本が販売されていた。

ドイツの「Imaging World」とフランスの「Salon de la Photo」を慌ただしく巡った3日間。ドイツとフランスという違いもあって、大きく性格の違う2つのカメラショーを取材することができた。このタイミングでの新製品のお披露目はほとんどなかったが、日本国内メーカーの注目度の高さを改めて知ることができたのは収穫だった。ただ、撮影用品メーカーの出展は、想像していた以上に少なかった。
2026年は「Imaging World」が10月2〜4日、「Salon de la Photo」が10月8〜11日にそれぞれ今年と同じ会場で開催される。2018年までドイツで開催されていた世界最大のカメラショー「フォトキナ」のような、ヨーロッパのカメラ業界を象徴するような秋の恒例行事となることを期待したい。