特集

モデル撮影、セミナー、最新機材のタッチ&トライ! 人気写真家と一緒に楽しんだ「CAPA博2025」レポート

見て、撮って、体験できるカメラと写真の無料イベント「CAPA博」。今年は2025年11月22日に、東京・五反田の学研ビルで開催しました。熱気あふれる当日のレポートをお届けします!

CAPA博2025レポート

本格的なモデル撮影を体験! ポートレート撮影セミナー

実際にモデル撮影をしながら、長年『CAPA』の表紙撮影を務めた土屋勝義さんからポートレートのテクニックを学べる、CAPA博名物の撮影セミナー。今年は一般参加者枠2回に加え、招待枠として高校生限定セミナーも開催しました。

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撮影のテーマは「白と黒」。白と黒の背景に、モデルの山本真帆さんは白い服でかわいらしく、柿沼凛さんは黒い服でクールに登場! 対照的な色の組み合わせだけでなく、黒×黒や白×白の組み合わせ時などに必要なテクニックもレクチャーしました。

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土屋勝義さんが当日撮影した山本真帆さん (左)、柿沼凛さん (右)。
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Phottixの最新のLEDライト「Nuada R4 II LED Light」を使用して撮影。定常光なので、多数の参加者でも撮影しやすく、こうしたイベントにピッタリです。
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女子生徒も多い高校写真部。最初は恐る恐る、だんだん積極的にモデルにアプローチしていきます。顧問の先生も撮影に加わって、高校生限定セミナーは大いに盛り上がりました。
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コミュニケーションを大切にするのが土屋流写真術。土屋さんから直接、撮影の指導を受けるシーンも。
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各回50分のセミナーはあっという間。高校生たちも満足そう。今回の貴重な経験を参考に、これからもいい写真をたくさん撮ってください!

トークセミナーではプロの撮影術から撮影裏話まで大公開!

人気写真家5名を講師に迎えて、プロの作品撮りについて学べるトークセミナー。登壇した写真家それぞれが、時にユーモラスに、時に真剣に、写真への想いを熱く語ってくれました。

清水哲朗さん「心を豊かにする写真撮影の極意 ~写真を魅力的に見せる秘訣!」

清水さんのライフワークとも言えるのがモンゴルの写真。海以外はすべてあるという豊かな自然、たくましく生きる人々との触れ合いなど温かなエピソードを交えて、現地での撮影の心構えなどを披露しました。

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後半は、日本国内で撮影したカラスの作品を例に、特殊な被写体でも魅力的に撮影する具体的な手法を解説。さらに、最近のマイブームはマンホール写真だということも教えてくれました。

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Rinatyさん「セルフポートレートは “自己表現” の最前線 〜作品づくりの裏側〜」

8年にわたり自分自身を撮り続けてきた、セルフポートレート写真家のRinatyさん。撮影する側と撮影される側、どちらの気持ちも知っている彼女ならではの、写真への思いを語ってくれました。

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自らが被写体であるだけに、テーマやコンセプトが重要。そのため、普段からインプットとなる趣味や好奇心を広く持つようにしているそうです。衣装は、SNSやフリマを常にチェックして使えそうなものを探しているとのこと。

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もろんのんさん「過去の失敗を成功に変えた! もろんのん流・旅撮影のコツ」

トラベルフォトグラファーとしても知られるもろんのんさんは、過去の失敗から学んだ旅撮影の法則を教えてくれました。

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その法則は、この5つ!

  1. 「高いところ」は正義。
  2. 「広角レンズ」で絶望を感動に変える。特に建築に有効。
  3. 「動物」は望遠で寄る、絞る、連写、シャッターは速く。
  4. 「朝日or夕焼け」は勝利決定。
  5. 「レア×レア」の方程式。

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ルーク・オザワさん「ウワサの新型機で特写! 最先端機能を使いこなすルーク流ヒコーキ撮影術」Presented by キヤノンマーケティングジャパン

ルーク・オザワさんは、CAPA博の前日に発売された注目の新製品「EOS R6 Mark III」で撮り下ろした最新ヒコーキ写真を大公開。「EOS R6 Mark III」の機能や撮り方を交えて解説してくれました。

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学生のころに鉄道からヒコーキへ目覚めた瞬間の話、過去のフライトスケジュールをすべて記録する話、先日テレビに出演した話など、ユーモアあふれるエピソードの洪水で、会場は大盛り上がりとなりました。

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水谷たかひとさん「カメラの進化で表現も進化! グッと面白くなってきたスポーツ写真の世界」

スポーツ撮影の第一線で活躍を続ける水谷たかひとさん。フィルムカメラからミラーレスカメラへの性能の進化により、スポーツ写真がどれだけ変化し面白くなったかを語ってくれました。

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MFの時代から、顔や瞳を追い続け、人物が前を横切っても惑わされないAFへ。そして高画素化やプリ撮影、高速連写などなど。さらに、スポーツ撮影の素晴らしさも熱く語って、トークセミナーのトリを飾りました。

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メーカーブースでタッチ&トライ!

最新機材や人気機材が並び、自由に手に取ることができるメーカーブース。展示されている機材を使って、その場でモデル撮影を体験できるお試しコーナーも大人気でした。

キヤノンマーケティングジャパン

会場内の一室がキヤノンルームに。一番人気は、何といっても発売されたばかりの「EOS R6 Mark III」。ほかにも「EOS R1」などのカメラやレンズが並び、試し放題でした。

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キヤノンルーム内にも撮影モデルが常駐。展示されているカメラとレンズを使って、その場で自由にポートレート撮影を体験できました。

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OMデジタルソリューションズ

OMデジタルソリューションズブースのおすすめは、最新レンズの「M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO」。OM SYSTEMの各種ミラーレスカメラに装着して試すことができました。

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展示されていた「OM SYSTEM OM-3」に、Rinatyさんも興味津々。

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NiSi Filters Japan

高性能なレンズフィルターメーカーのNisi Filtersは、重ねてもケラレが発生しない薄型フレームと、マグネットによる簡単で強固な着脱式を採用した「Jet Mag Pro」シリーズをプッシュ!

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NiSi Landscape photo contest 2025」のお知らせも。12月14日まで作品募集中です。

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サイバーリンク

サイバーリンクは、AI技術により簡単に美しい画像を生み出すことができる写真編集ソフト「PhotoDirector」と、動画ユーザーに人気の動画編集ソフト「PowerDirector」の最新版を展示。

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ブースでは、両ソフトを実際に操作することができました。土屋勝義さんも「PhotoDirector」を体験!

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ビクセン

星景撮影や天体撮影向けの製品をラインアップするビクセンブースの注目は、オールインスマート天体望遠鏡「ZWO Seestar S30」。スマートフォンと接続して、アプリからの操作で簡単に天体撮影ができます。

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人気のポータブル赤道儀「星空雲台ポラリエ」が、会場限定特価で販売されていました!

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VANGUARD

VANGUARDブースのイチオシは、スリムで軽量、旅行に便利な「ALTA PRO」シリーズの三脚と、カメラバッグに見えないスマートデザインの「VEO LITE」シリーズ。

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CAPA博出展記念のアウトレットセールも。会場限定で製品をお得に購入できるのも、CAPA博の魅力のひとつです。

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フォトスポット

『CAPA』表紙風の写真が撮れるフォトスポットでは、記念撮影をしてもらうもよし、モデルを撮るのもよし。セミナーの合間に立ち寄った講師陣も、モデルさんとのツーショットをリクエストされてパチリ!

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ダイジェスト動画も公開

当日のダイジェスト動画を後日公開予定です。お楽しみに!

 

CAPA博2025 協賛 (50音順)
OMデジタルソリューションズ株式会社、株式会社ガードフォースジャパン、キヤノンマーケティングジャパン株式会社、サイバーリンク株式会社、NiSi Filters Japan、株式会社ビクセン