作品全体を俯瞰してレイアウトを考えよう
多く挙がった副題案から「日々のいろどり」と「いのち」の2つで作品を組んでみることになった。最終的には1つの案に絞る。指差しや多数決で、部員たち全員で作品を選考。展示に見立てて壁にプリントを貼り、引いて全体を確認しながら作り上げていく。
①メイン写真選び

まずは、「日々のいろどり」における核となるメイン写真を選ぶ。指差しで3~4点をピックアップ。それらに対して、補いたい要素の写真をさらに選んで8枚をセレクト。

②サブ写真選び

メイン写真を壁に貼って、作品全体を引いて見る。構図の寄り・引き、色味、被写体のバランスなどを考慮して、足りない部分を埋めていく。あら選びされた写真では補えないときは、落ちた写真からセレクトするのもアリ。


③並べ方の検討

似たような写真が上下左右にないか、あえて似たような写真を並べるかなど、気になった写真の入れ替えを行なう。もろんのさん先導のもと、意見交換しながら詰めていく。迷ったら、横に並べたまま一旦保留。

④副題・仮レイアウトの決定
副題「いのち」でも同様の作業を行ない、2作品が組み上がった。それぞれに講評したあと、多数決によって「いのち」16枚組を展示することに決定。
枚数の多い組写真を作るときは、完成度の高い写真ばかりではなく、合間を補う、つなぐ写真 (ヌケや余韻など) を入れることが大切。全体でテーマを表現するイメージだ。作品の核となる写真を全体の1/3程度に置き、そこからレイアウトを考えると決めていきやすい。

プリントを並べて客観的に作品全体を見ることが◎
レイアウトを決める作業は、プリントを壁に貼って行なうといい。より本番の展示に近いイメージだ。写真を平置きした場合と壁に貼った状態では印象が異なる。
そして、写真プリントがあることで、組み直しがしやすく、部員全員で見比べながら意見交換することができるほか、「客観的に作品全体を見られる良さもある」ともろんのんさんは話す。