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雨のスーパーフォーミュラ開幕戦は波乱の展開!「走り切れてよかった」佐藤蓮選手が3位で表彰台に

2026年4月4日~5日にモビリティリゾートもてぎで「もてぎ2&4レース」が開催され、「2026年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第1戦・第2戦」(以下、スーパーフォーミュラ) と「2026年 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第1戦」が行われました。

2026年スーパーフォーミュラ第1戦
ソニー α7 V FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS シャッター速度優先オート 1/125秒 F5.6 ISO100 WB : オート 348mm

2026年のスーパーフォーミュラには、CAPA「流し撮りGP」応援ドライバーを引き続き務めてくれる佐藤蓮選手 (PONOS NAKAJIMA RACING) が参戦しています。今シーズンのスーパーフォーミュラでの佐藤選手をチェックすべく、開幕戦の走りを取材してきました。

今回の撮影で使用したのは、カメラボディがソニー「α7 V」。レンズは、ピットやグリッドなどの撮影用に「FE 50-150mm F2 GM」、マシン撮り用に「FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS」を使用しています。

2026年スーパーフォーミュラ第1戦

Q2進出! 予選結果3位で決勝への期待高まる

4月4日の第1戦、4月5日の第2戦は、両日とも予選と決勝が行われる2レース制。午前に予選、その後はピットウォークなどのイベント、午後に決勝という慌ただしいスケジュールです。予選はノックアウト方式で、最初の予選 (Q1) は2組に分けて行われます。第1戦では、佐藤選手は2組目に登場。6位でしっかり次の予選 (Q2) に進出を決めてくれました。

2026年スーパーフォーミュラ第1戦
ソニー α7 V FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS シャッター速度優先オート 1/200秒 F5.6 ISO125 WB : オート 400mm

 

そして、わずか10分後に始まるQ2でも佐藤選手は好タイムをマーク。トップと0.22秒差で3位。決勝レースは3番グリッドからのスタートとなりました。

2026年スーパーフォーミュラ第1戦
グリッドにマシンをつけた佐藤選手。
ソニー α7 V FE 50-150mm F2 GM マニュアル 1/250秒 F2 ISO100 WB : オート 111mm

 

筆者が「α7 V」で動体撮影を行ったのは、昨年12月の「百里基地航空祭」取材以来でした。今回はフォーミュラマシンということで、被写体を「車/列車」に設定。リアルタイムトラッキングを体験してみました。

AF追従性能はやはり素晴らしく、まず長方形の枠がマシン全体を捉えます。そしてマシンが近づくにつれ、ドライバーのヘルメットに自動でフォーカスを合わせていってくれます。距離感にもよりますが、その間隔は1秒あるかないかの速さです。構図やシャッターを切るタイミングに集中できるので、これは撮っていて楽しくなります。

2026年スーパーフォーミュラ第1戦
ポールポジションを獲得した岩佐歩夢選手 (TEAM MUGEN AUTOBACS)。
ソニー α7 V FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS シャッター速度優先オート 1/160秒 F8 ISO125 WB : オート 400mm

予報通り雨が降り出し、どんどん強くなって…

予選終了後まもなくして、本格的に雨が降り出しました。そんな中、開幕戦を待ちに待ったファンがピットのマシンを間近で見られたり、ドライバーにサインをもらったりできるピットウォークが行われました。ドライバーのファンサービスには長蛇の列ができ、サインや写真撮影に応えます。

2026年スーパーフォーミュラ第1戦

 

レースアンバサダーも笑顔でファンを迎えてレースを盛り上げます。雨でやや暗かったこともあり、「FE 50-150mm F2 GM」がとても役立ちました。小型・軽量で機動力があり、大口径G Masterの単焦点レンズに迫る描写力が生きてきます。

2026年スーパーフォーミュラ第1戦
ドライバーに傘をさすレースアンバサダー。衣装の雨粒まで捉えています。
ソニー α7 V FE 50-150mm F2 GM マニュアル 1/500秒 F2 ISO160 WB : オート 150mm

 

その後も雨は降り続き、決勝レース開始前のスタート進行も雨の中行われました。スターティンググリッドに着いたマシンも雨に濡れないようにカバーがかけられ、メカニックによる調整や準備が進みます。タイヤはトレッドパターンが刻まれたレインタイヤが装着されています。2026年開幕レースのスタートが刻一刻と近づきます。

2026年スーパーフォーミュラ第1戦
ソニー α7 V FE 50-150mm F2 GM マニュアル 1/1000秒 F2 ISO160 WB : オート 50mm

決勝レースは波乱の展開

雨は降り止むことはなく、路面はヘビーウェットの中、セーフティーカーランでレースがスタートされることに。セーフティーカーが先導して各マシンが走り出しましたが、雨は激しさを増し、3周目には赤旗が出てレースは中断となります。スターティンググリッド上に各マシンが停止し、マシンを雨から守るためにテントが立てられました。F1ではよくある光景とのことですが、筆者は初めて見ました。

2026年スーパーフォーミュラ第1戦

 

我々取材陣はというと、スタートの直前から1コーナーの正面で雨の降る中スタンバイ。オフィシャルフォトグラファーである「流し撮りGP」審査員長の小林稔さんや、日本スポーツ写真協会会長の水谷たかひとさんも一緒で、とてもにぎやかでした。

しかし、上下レインウェアを着て、カメラにもレインカバーをかけていましたが、雨の中でレースの再開をひたすら待つのもなかなか過酷でした。激しく降る雨に、一時ロードサービスのテントに入れてもらって雨をしのぐ場面もありました。

2026年スーパーフォーミュラ第1戦
ソニー α7 V FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS シャッター速度優先オート 1/160秒 F5.6 ISO200 WB : オート 400mm

 

そして、レース中断から約1時間。レースの再開が決定しましたが、雨はまだ降り続いているため、セーフティーカーランによるレースです。その後、雨が弱まってセーフティーカーが抜け、本当のレースとなりますが、マシンの接触やコースアウトなどがあり、再びセーフティーカーが入ることに。

2026年スーパーフォーミュラ第1戦

 

残り時間6分となったタイミグでのリスタートでは、太田格之進選手が岩佐歩夢選手をパスし、トップが入れ替わります。しかし、後方でJuju選手がスピンしてしまい、またもセーフティーカーが導入。結局、セーフティーカーランのまま2時間が経過してチェッカーフラッグが振られました。佐藤蓮選手は激しい雨でスピンするマシンなどもある中、確実に走り終え3位でチェッカーを受けました。

2026年スーパーフォーミュラ第1戦
3位でチェッカーを受ける佐藤選手のマシン。
ソニー α7 V FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS シャッター速度優先オート 1/250秒 F5.6 ISO200 WB : オート 168mm

タフなコンディションだったけど走り切れてよかった

2026年スーパーフォーミュラ第1戦
優勝は太田格之進選手 (DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。2位はポールスタートだった岩佐歩夢選手 (TEAM MUGEN AUTOBACS)。そして3位に佐藤蓮選手 (PONOS NAKAJIMA RACING) が入りました。左から岩佐選手、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの村岡潔監督、太田選手、佐藤選手。

決勝記者会見で、佐藤選手がレース結果とマシンの仕上がりについて振り返りました。

「レースウィークの入りの時点ではあまりいい流れではなかったんですが、(専有走行の) 最後の方にイゴール・オオムラ・フラガ選手と違うことを試しながらいい方向性を見つけていって、予選では戦略も相まって、上位につけることができました。マシンのポテンシャル的にはまだトップ2には足りていないと思うので、そこをどうツメていくかが明日に向けての課題です。レースは悪天候でタフなコンディションでしたが、その中でしっかりと走り切って、ポイントを持って帰れたのはよかったと思います。少し雨量が減ってきたタイミングでレースを再開してもらえて、(来てくれたお客さんに) ちゃんとレースを見せられたのでよかったです」

また、翌日に第2戦が控えていることもあり「予選で3番手以上がとれていないので、まずはトップを目指していきたい。もちろん優勝も目指していますけど、シリーズを考えて、常にトップ3にいるのが重要。一貫性をもったシーズンを過ごせるといいなと思っています」と、今シーズンの意気込みを語りました。

2026年スーパーフォーミュラ第1戦
表彰式直後のTOP3トークでの佐藤選手

 

残念ながら第2戦の佐藤選手はアクシデントに巻き込まれ、11位という結果になってしまいましたが、予選はQ2に進み、しっかりポテンシャルを見せてくれました。第3戦は4月25日~26日、大分県のオートポリスにて開催です。サーキットでスーパーフォーミュラのマシンを駆る佐藤選手を撮って、ぜひ「流し撮りGP」に応募してください!

2026年スーパーフォーミュラ第1戦
ソニー α7 V FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS シャッター速度優先オート 1/160秒 F5.6 ISO200 WB : オート 212mm

CAPA「流し撮りGP 2026」応募方法

CAPA編集部では、サーキットの写真ファンを応援するフォトコンテスト「流し撮りGP」を開催しています。モータースポーツの流し撮り作品をどしどしご応募ください! 毎戦の1位には賞品をお贈りします。

流し撮りGP 2026 開催日程

第1戦 4月15日締切・5月20日発表
第2戦 5月15日締切・6月20日発表
第3戦 6月15日締切・7月19日発表
第4戦 7月15日締切・8月20日発表
第5戦 8月15日締切・9月20日発表
第6戦 9月15日締切・10月20日発表
第7戦 10月15日締切・11月20日発表
第8戦 11月23日締切・12月20日発表

■発表
「CAPA CAMERA WEB」にて
→ これまでの入賞作品と予選通過作品

流し撮りGP レギュレーション

■応募形態
オンライン応募のみ。こちらの応募フォームからご応募ください。
※プリントによる応募はできません。ご注意ください。

流し撮りGPご応募はこちらから

■応募点数
1人1戦3点まで。単写真作品のみ (組写真不可)。

■審査委員長
小林 稔 先生 (日本レース写真家協会 [JRPA] 会長)

小林 稔

■1位賞品
Nextorage メモリーカード 64GB

流し撮りGP賞品

■審査について
流し撮りの迫力や撮影技術などを総合的に審査します。
※背景描写の流れ度合を競うものではありません。

流し撮り=移動する被写体をカメラを振りながら追い写しした写真

高速シャッターの流し撮り (背景描写が流れていない)
低速シャッターの流し撮り (背景描写が大きく流れている)

どちらも「流し撮り」としてその完成度を審査します。

■ポイントについて
毎戦の入賞者にはポイントが与えられます。
(1位=10点、2位=8点、3位=6点、4位=5点、5位=4点、6位=3点、7位=2点、8位=1点、予選通過=1点)

  • ルーキー応募者=前年度の入賞ポイントがなかった人が初入賞した場合にはルーキーポイント3点が加算されます。(歴代年間チャンピオン獲得者を除く)
  • CAPA応援ドライバーがメインに写っている2026年シーズン作品で入賞すると、ボーナスポイント1点が加算されます。

■撮影場所
入場券が販売されている一般観戦場所から撮影された作品に限ります。
※報道エリア、特別ゲストエリア、レース競技者 (関係者) エリアなど、一般観客が立ち入ることができない特別エリアから撮影した作品は審査の対象としません。一般のチケットを購入して撮影できる場所からの作品をご応募ください。

CAPA「流し撮りGP」は3人のレーシングドライバーを応援しています

流し撮りGP応援ドライバー

三宅淳詞選手、佐藤蓮選手、荒聖治選手の3人が写っている作品で入賞するとボーナス得点1点が追加されます。3人の流し撮りGP応援ドライバーをぜひ撮影してください!