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中村博之 ソニー XQDカード × ニコン D4S ギャラリー

中村博之さんが、ソニーXQDカードとニコンD4Sで撮り下ろした作品ギャラリー。一瞬に賭ける選手たちの姿を高速連写で切り取った。『CAPA』本誌未掲載分も含めて公開!

 

 

“この時しかない一瞬” を確実に捉えられる

女子五種競技の走幅跳。ここまでサラサラの砂が舞う光景は今まで見た覚えがなかったので、砂のフォルムをモチーフに狙ってみた。翌日は湿ってしまったらしく、こうした砂の舞い上がり方は見られなかった。確実に撮れる安心感はなによりだ。

 

ニコン D4S AF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VR 絞りF2.8 1/2000秒 ISO3200 WB:オート

 

 

 

攻めの狙いも安心 リズミカルに撮れる

横側からあえて照明を入れて、アップで狙った。棒高跳は選手の動きが助走から跳躍へと大きく変わるため、構図もAF追従も難しい。だが、XQDカードの高速性能のおかげもあり、テンポ良く撮影できた。

 

ニコン D4S AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II 絞りF2.8 1/2000秒 ISO2000 WB:オート

 

 

 

緊張感漂うシーンも “最高性能” が強力にサポート

リレーのスタート。一番外側のレーンの第一走者をコース外の低い位置から撮影した。レアなアングルなので、広角ズームを用いて迫った。もちろん撮影もフライングは厳禁で、号砲直後に高速連写。書き込みの速いカードはマストだ。

 

ニコン D4S  AF-S NIKKOR 16-35mm f/4 ED VR マニュアル 絞りF4 1/2000秒 ISO6400 WB:オート

 

 

 

バリエーション狙いで、自ずと枚数も多くなる

女子走高跳の試技は失敗する場合もある。なので、まずは踏み切り前後を捉えるのが基本だ。当然バーを越える瞬間も狙ったりもする。やや高い位置から特徴的なトラックを背景に、水平・垂直にも気をつけて躍動感を意識した。

 

ニコン D4S  AF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VR+AF-S TELECONVERTER TC-14E III マニュアル 絞りF4 1/2500秒 ISO6400 WB:オート

 

 

 

定番カットも安心して快適に撮影できる!

男子七種競技の走幅跳。何人かの選手を撮影し、着地のクセや砂の飛び散り方をチェック。この選手なら砂ではなく手や顔にAFが比較的合いやすいと予測した。もう1枚の走幅跳の写真と、砂の舞い方が違うこともわかるだろう。

 

ニコン D4S AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II 絞り優先AE 絞りF2.8 1/2500秒 ISO3200 WB:オート

 

 

 

一度きりしかないチャンスもXQDなら心強い

男子七種競技の棒高跳。暗い背景を選び、あえてタテ構図で切り取ることで、アジアのトップ選手の筋肉や肌の質感を際立たせた。ここぞというタイミングでレリーズ。安心して使える機材が、集中力を高めてくれる。

 

ニコン D4S  AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II マニュアル 絞りF2.8 1/3200秒 ISO2000 WB:オート

 

 

 

profile

中村博之 Hiroyuki Nakamura
1977年、福岡県生まれ。スポーツフォト・エージェンシー「フォート・キシモト」を経て、2011年にフリーランスとして独立。学生スポーツから世界選手権、五輪大会など、縦横無尽にスポーツシーンを捉え続けている。