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〈Vol.6 陸上競技〉XQDカード×中村博之 XQDカード超高速Gシリーズが 陸上競技の一瞬をドラマチックに捉え切った!

中東のカタール・ドーハで「アジア室内陸上競技選手権大会」を取材したスポーツフォトグラファー・中村博之さん。その手には、ソニーXQDカードGシリーズを装填したニコンD4Sが握られていた。はたして、どんな瞬間が収められたのだろうか。

 

中村博之 Hiroyuki Nakamura
1977年、福岡県生まれ。スポーツフォト・エージェンシー「フォート・キシモト」を経て、2011年にフリーランスとして独立。学生スポーツから世界選手権、五輪大会など、縦横無尽にスポーツシーンを捉え続けている。

 

失敗できないからこそ最高級のカードを使いたい!

 

実際に僕がスポーツ撮影の現場で体感しているXQDカードGシリーズの恩恵を挙げると、(1)堅牢性の高さ、(2)PCへの転送速度の速さ、(3)撮影時の書き込み速度、の3点になる。カメラやレンズも同じなのだが、その扱いに気をつけているとはいえ、やはり一刻を争う報道系の撮影現場では、多少なりとも機材類の扱いが雑になってしまう側面は避けられない。その点、XQDカードの耐衝撃性の高さなどは、何といっても安心できる。

 

また、すぐに撮影データを送信しなければならない場合など、ノートPCにコピーする時間が短ければ短いほど助かるのも、まぎれもない事実。データの書き込みスピードがきわめて速く、バースト枚数が多いことはもちろん、データのPCへのバックアップ作業でほとんどストレスが生じない点も、膨大な枚数を撮らなければならないケースでは、本当にありがたい。

 

これまで、XQDカード採用のデジタル一眼レフはニコンD4Sだけだったが、新プロ機D5、さらにはD500へと広がっている。対応カメラが増えつつある点も、見逃せないポイントだ。

 

RAW+JPEG撮影でも連写を続けられた!

 

普段のスポーツ撮影でRAW 設定にすることは少ないが、今回はあえて60メートル走をRAW+JPEGで連写しっぱなしにしてみた。7~8秒程度の高速連写で100カット近く撮影したが、途中コマ速がまったく落ちずにゴール後まで撮り切ることができた。

 

※この動画は、下記の静止画をもとに作成したイメージです。
ニコン D4S AF-S ニッコール400 ミリF2.8E FL ED VR 絞りF2.8 1/1250 秒 ISO3200 WB:オート

 

高い耐衝撃性を備え デスクでも現場でも心強い

かつて自分のラフな装填でCFカードのピンをダメにしてしまった苦い経験を持つだけに、堅牢性の高いXQDカードはやはり安心感がある。今は、メディアの交換には前以上に気をつけている。

 

データコピーは爆速!作業効率が格段にアップ

最初の驚きはむしろ、撮影データをノートPC(Mac)にコピーするときだった。本当に転送されたのか、心配になるくらい短時間でコピーできたからだ。10~20GB程度ならまったくストレスを感じない。

 

 

ソニーXQDカード 超高速Gシリーズは3種類をラインナップ

32GB、64GB、128GBの3種類がそろう。PCI Express Gen.2とUSB3.0のインターフェースに対応。利便性も高い。ウェアレベリング、エラー訂正コード機能など、高度な信頼性も備える。XQDフォーマットVer.2.0準拠。CFカードに比べ、倍以上のスピードを誇る。