2018年9月26日（水）〜29日（土）の4日間にわたり、ドイツ・ケルンで世界最大の写真・映像用品展示会「フォトキナ2018」が開催された。会場のケルンメッセから、各メーカーの新製品やイチオシ製品を紹介しよう。
1億2百万画素ミラーレスに人だかりの富士フイルムブース、20周年のチェキコーナーも盛況
フォトキナ開催前日のプレスカンファレンスで発表があった、中判ミラーレスカメラGFXシリーズで開発を進めている1億2百万画素センサーを搭載したフラッグシップモデルのコンセプト「GFX 100Megapixels Concept」をはじめ、レンジファインダータイプの中判ミラーレスカメラ「GFX 50R」、そしてAPS-Cミラーレスカメラ「X-T3」と、ミラーレスばかりが注目されていたように見える富士フイルムだが、ブースはインスタントカメラ instax“チェキ” 関連で半分以上を占めていた。
ブース内で展示されていたGFXシリーズ。「GFX 100Megapixels Concept」を頂点に「GFX 50R」「GFX 50S」、それに今回開発が発表された「GF50mmF3.5 R LM WR」「GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR」「GF45-100mmF4 R LM OIS WR」を含むGFレンズが並ぶ。
手作りのアルバム作りができるワークショップスペースは、女性に大人気のコーナーだ。
スクエアタイプのチェキ「instax SQUARE SQ6」のカラーバージョンも注目を集めていた。今回、ルビーレッドとアクアブルーの2色が加わった。
デジタルイメージセンサーを搭載した「instax SQUARE SQ10」に続くハイブリッドインスタントカメラ「instax SQUARE SQ20」が、マットブラックとベージュの2色で登場。SQ10より50ｇ以上軽くなったほか、最大15秒で撮影した動画から切り出してプリントできる「モーションモード」や、新搭載の撮影モード「分割撮影」「コラージュ撮影」「時間差撮影」、デジタル4倍ズームなど、新たな撮影機能が加わっている。
歴代のチェキを展示しているコーナーもあった。1998年の登場ということだから、もう20年経つことになる。
〈写真・文〉柴田 誠