年々、点灯時期が早くなるイルミネーション。10月下旬や11月から始まるところも増えてきた。また、大型レジャー施設や大きな公園など規模も電飾数も増加し、より撮影が楽しめる。ここでは夜景写真家の川北茂貴さんおすすめの3選と全国の写真映えするイルミネーションスポットを紹介する。
川北さんおすすめの東京夜景3選
六本木・けやき坂イルミネーション（東京都港区）
350メートルほどの道の両側にあるけやき並木がLEDで彩られる。どこでも撮影可能だが、おすすめは道の延長線上にある東京タワーを脇役として構図に入れられる場所だ。下の写真では歩道の脇のガラスに反射したイルミネーションも添えて、画面の左右に広く光を配置した。公道で人通りも多いので、三脚を立てる際は周囲のじゃまにならないようにすること。
キヤノン EOS 5D Mark III EF24-105mm F4L IS USM 絞り優先オート F11 1.6秒 ISO100 WB：白色蛍光灯 クロスフィルター使用
点灯期間／～2018年12月25日（期間中無休）
点灯時間／17:00～23:00
入場／無料
東京ドームシティ ウィンターイルミネーション（東京都文京区）
施設内にはいくつも写真映えするイルミネーションがあるが、この「手毬ドーム」もその一つ。視界いっぱいに広がるドーム状の天井を、カメラを上に向けて魚眼レンズで湾曲を強調して撮 ってみた。このほか光のトンネルもカラフルで撮り応えがある。
キヤノン EOS-1Ds Mark III シグマ 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE 絞り優先オート F11 0.5秒 ISO100 WB：白色蛍光灯
点灯期間／～2019年2月17日（期間中無休）
点灯時間／16:00～24:00
入場／無料（アトラクション利用は有料）
よみうりランド ジュエルミネーション（東京都稲城市）
施設全体でイルミネーションが楽しめる。プールサイドを生かして反射を取り込み、ソフトフォーカスフィルターを使って柔らかく描写。電飾はそのまま撮るよりも、フィルターを使ってキラキラ感を増幅させても面白い。クロスフィルターもおすすめ。
キヤノン EOS 5D Mark IV EF24-70mm F4L IS USM 絞り優先オートF11 2秒 ISO200 WB：白色蛍光灯
点灯期間／～2019年2月17日（休園日1月15日～17日、1月21日～24日）
点灯時間／16:00～20:30（12月15日～25日は21:00まで）
入場／ナイト入園料おとな1,400円、ナイトパスおとな2,400円ほか
まだまだあるぞ！全国の写真映えするイルミネーション
SENDAI 光のページェント（宮城県仙台市青葉区）
東北を代表する光のイベントで、今年で33回目。定禅寺通りの並木が光に包まれる。期間中は各種イベントや写真コンテストも開催。
点灯期間／2018年12月14日～ 31日
点灯時間／日～木17:30～22:00、金・土・23日・24日17:30～23:00、31日17:30～24:00
入場／無料
丸の内イルミネーション（東京都千代田区）
約1.2キロにおよぶ丸の内仲通りの街路樹を、シャンパンゴールドのLED 約100 万球が包む。有楽町エリアや大手町通りでも開催。
点灯期間／～2019年2月17日
点灯時間／12月17:00～24:00、1月以降17:30～23:00
入場／無料
多摩センターイルミネーション（東京都多摩市）
「きらめきの池」「光の花畑」「光の水族館」などが45万球のLEDで煌めく。駅前イルミネーションとして見応え、撮り応えがある。
点灯期間／～2019年1月6日
点灯時間／16:30～22:30
入場／無料
なばなの里イルミネーション（三重県桑名市）
昨今、大注目の中部圏を代表するイルミネーションの名所。今シーズンのテーマは「JAPAN」日本の情景。混雑時以外は三脚もOK。
点灯期間／～2019年5月6日（期間中無休）
点灯時間／17:00～閉園
（点灯時間は日によって異なる）
入場／おとな・小学生2,300円
OSAKA 光のルネサンス（大阪府大阪市）
大阪市役所から中之島の中央公会堂集周辺で開催。ケヤキ並木の光のトンネルや、ランタンを使った光のアートなど多種多様な展示がある。
点灯期間／2018年12月14日～12月25日
点灯時間／17:00～22:00（一部コンテンツは16:00～）
入場／無料
ハウステンボス 光の王国（長崎県佐世保市）
欧州調の建物が世界最大級1,300万球のLEDに彩られ、広い園内はどこでも絵になる。光の噴水ショーや音楽との饗宴など盛りだくさん。
点灯期間／～2019年5月6日（期間中無休）
点灯時間／日没～閉園
入場／光のナイト散策チケット おとな4,100円ほか
※混雑時など、三脚や一脚は使用できない場合があります。事前にご確認のうえお出かけください。
写真・解説／川北茂貴
SENDAI光のページェント写真／CAPA編集部