一般財団法人日本カメラ財団が主催する「歴史的カメラ審査委員会」が、2018年の「歴史的カメラ」4機種を選定した。
「歴史的カメラ」は、日本のカメラ発展の歴史を永く世にとどめるために「技術史的に意義のある日本最初の試みがなされているもの」「市場において特に人気を博するなど、歴史的にみて意義のある」とみなしうる国産カメラを選定するもの。日本カメラ財団理事長の森山眞弓さんを審査委員長として、中立的な立場にある専門家や学識経験者から構成される歴史的カメラ審査委員会により、1年間に発売された新商品すべてを対象に審査が行われる。
2018年の「歴史的カメラ」4機種と選定概要は下記のとおり(発売日順)。
■ニコン COOLPIX P1000
2018年9月14日発売
1605万画素、1/2.3型CMOS、SD、電子ビューファインダー、3.2型背面液晶
35ミリ判換算24-3000ミリ相当の125倍ズームレンズを備えたレンズ一体型デジタルカメラ。
製品の詳細
https://getnavi.jp/capa/news/261184/
実写レポート
https://getnavi.jp/capa/report/262934/
■ニコン Z 7
2018年9月26日発売
4575万画素、約35.9×23.9ミリCMOS、XQD、電子ビューファインダー、3.2型背面液晶
内径55ミリ、フランジバック16ミリの新たな「ニコンZマウント」を採用し、記録媒体をXQDメモリーカード専用としたフルサイズ撮像素子のノンレフレックス(ミラーレス)デジタルカメラ。
製品の詳細
https://getnavi.jp/capa/news/260364/
実写レポート
https://getnavi.jp/capa/report/263718/
■パナソニック LUMIX FT7
2018年10月18日発売
2040万画素、1/2.3型高感度MOS、SD、電子ビューファインダー、3.0型背面液晶
アウトドアタイプで電子ビューファインダーを備え、水深31メートルの防水機能をもつコンパクトデジタルカメラ。
製品の詳細
https://getnavi.jp/capa/news/260558/
■キヤノン EOS R
2018年10月25日発売
3030万画素、約36.0×24.0ミリCMOS、SD、電子ビューファインダー、3.15型背面液晶
新たな「キヤノンRFマウント」を採用し、ボディ背面のスライド・タップで撮影機能の操作が可能なマルチファンクションバーや、シャッター速度、絞り、ISO感度をオートまたは任意で設定できるモードを備えた、フルサイズ撮像素子のノンレフレックス(ミラーレス)デジタルカメラ。
製品の詳細
https://getnavi.jp/capa/news/262036/
実写レポート
https://getnavi.jp/capa/report/272971/
■歴史的カメラ審査委員
森山眞弓(日本カメラ財団)、市川泰憲(写真技術研究家)、河田一規(カメラ評論家/写真家)、河野和典(カメラ評論家)、豊田堅二(カメラ評論家)、中村文夫(カメラ評論家)、萩原史郎(写真家)、山本 晃(東京工芸大学名誉教授)