レフレックスレンズとは、凹面鏡で内部反射をさせて鏡筒の全長を短くしたレンズのことで、その利を得た小型超望遠レンズが一般的。最たる特徴はそのボケで、ドーナツ型に描写される。特にイルミネーションや木漏れ日などの点光源、キラキラと光る水面の反射などをぼかすとドーナツ型になりやすく、ボケそのものを見せるような狙い方をすると面白い写真になる。
トキナー レフレックス300ミリF6.3 MF MACRO。マイクロフォーサーズ用で全長66mmとコンパクトで、298gと非常に軽い。絞りはF6.3に固定され、MF専用となるが、ピントリングは滑らかで合わせやすい。
写真/萩原和幸
上記のレンズで撮影。葉にピントを合わせると、背景の木漏れ日がぼけてドーナツ型に写った。
写真/桃井一至
ソニー500ミリF8レフレックス(生産終了)で撮影。キラキラする水面など強い光の部分がドーナツ型に写っている。