カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2019」(2019年2月28日~3月3日/パシフィコ横浜)会場から写真でレポート! 注目の新製品や各社のイチオシ、取材スタッフが見つけた注目アイテムを紹介します。
【タムロン】開発発表されたレンズ3本をはじめ、人気のレンズを試せるタッチ&トライコーナーにも人だかりが
2月20日に、開発中の3本のレンズを発表したばかりのタムロン。その参考出品レンズはもちろんのこと、人気の超広角ズームレンズ「SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2」をはじめ、フルサイズミラーレス用標準ズーム「28-75mm F/2.8 Di III RXD」などを触って試せるコーナーには人だかりが絶えない。
開発発表された3本のうち「35-150mm F/2.8-4 Di VC OSD」は、主にポートレートでの使用を想定して作られた大口径ズームレンズ、広角側では焦点距離に、望遠側ではF値を欲張らないことで、画質にこだわりつつも驚くほどコンパクトに仕上がっている。確かに150mmならF4でもかなりボケるし、広角はゆがむのであまり使わないと考えれば理にかなった考え方だ。
「SP 35mm F/1.4 Di USD」は大口径広角レンズとして、かなり画質にこだわりをもって開発されたレンズだそうだ。35mmという焦点距離は天体写真でも良く使うので、この明るさはかなりありがたい。
フルサイズのソニーEマウント用大口径超広角ズームレンズ「17-28mm F/2.8 Di III RXD」こちらもスペック的には少しもの足りない気がするが、その分かなり軽量・コンパクト。各社の広角ズームレンズが肥大化する中、このようにコンパクトなズームはありがたい。
「17-28mm F/2.8 Di III RXD」と「28-75mm F/2.8 Di III RXD」2本のソニーEマウントレンズを持ち比べてもらった。どちらもスペックからは考えられないくらい軽い。
「SP 15-30mm F/2.8 G2」を持って満面の笑みの広報・青木さん。「今年もタムロンブースは気合が入っています!土曜日にはスポーツ写真家の水谷たかひとさんとカーリング史上初の銅メダリスト本橋麻里さんとの対談もありますから、ぜひブースにおいでください」とのこと。
毎年恒例のレンズクリーニングコーナー、タムロンレンズを持っている人は無料でクリーニングしてくれる。ありがたいサービスだ。
〈文・写真〉青柳敏史