プロフォトは、クリップオンストロボとして使えるスタジオライト「Profoto A1X」を2019年5月15日に発売した。価格はオープン、参考価格は126,000円(税別)となる。今回ついにキヤノン、ニコン用に加えてソニー製品に対応したモデルが販売される。
撮影スタジオのライティング機材で圧倒的なシェアを占めるプロフォト。2017年に発売された「Profoto A1」は、特徴的なラウンドヘッドによるやわらかく自然な光が高く評価された。そのA1を30項目以上にわたり大幅にアップデートして生まれたのが「Profoto A1X」だ。
最大の特徴は、A1譲りの革新的なラウンドヘッド。これにより、自然な美しい光と、やわらかくなだらかな減光部を作り出すことができる。ヘッドにはLEDのモデリングライトを搭載しているため、撮影前に被写体に当たる光の具合を確認できる。
なお、「Profoto A1」はスペアバッテリーを付属して併売される。価格はオープンで、参考価格は90,000円(税別)。
また、ヘッドにはソフトバウンスやカラーフィルターなど、6種類の専用ライトシェーピングツール(別売)を取り付けできる。ツールは単品でも組み合わせても使用できる。
ツールはマグネット式マウントによりワンタッチで着脱可能。
交換可能な充電式リチウムイオンバッテリーの出力を強化。フル充電時にはフル出力で最大450回発光可能(A1は350回)。またリサイクルタイムを短縮。1秒で回復する(A1は1.2秒)。
ほかにも、チャンネル数を8から20に強化、新しいシンプルなインターフェース、直感的な操作が可能な大画面の高解像度ディスプレイなど、細部にわたり改良が行われている。
また今回、カメラとストロボを無線接続するトランスミッター「Profoto Connect」を組み合わせた「Profoto オフカメラ・キット」が発売される。参考価格は140,000円となる。
▲「Profoto オフカメラ・キット」の使用イメージ
■Profoto A1X 主な仕様
設定モード TTL 自動調光モード/マニュアルモード
周波数帯 2.4GHz
チャンネル数 20
動作距離 最大300m(周囲に障害物がない場合)
発光回数 フル出力で最大450回
サイズ 高さ10.8×長さ16.5×幅7.5cm
質量 560g(バッテリーを含む)
同梱物(各メーカー共通)
A1X用リチウムイオンバッテリー、ドームディフューザー、バウンスカード、フラッシュスタンド、A1Xバッグ、バッテリーチャージャー
〈文〉稲葉利二