キヤノンが、プレミアムコンパクトデジタルカメラ「PowerShot G5 X Mark II」を2019年8月上旬に発売する。価格はオープンで、キヤノンオンラインショップ直販価格は105,000円(税別)。
<2019.7.29> 発売日が2019年8月1日 (木) に決定。
パワーショットGシリーズ初の電子ビューファインダー(EVF)内蔵モデルとして2015年に発売された「PowerShot G5 X」の後継機種。EVFをポップアップ式にすることでコンパクト化を実現させている。
■ポップアップ式EVF
使わないときは本体に格納できるポップアップ式EVFは、約236万ドットの0.39型有機ELを採用。アイセンサーによりファインダー表示とライブビュー表示が自動で切り替わる。背面液晶モニターは上方向約180°、下方向約45°まで可動する3.0型・約104万ドットのタッチパネル式。
ファインダー撮影時は、EVFと液晶モニターが連動。EVFを覗きながら液晶モニター上をタッチしてAF枠の移動ができる「タッチ&ドラッグAF」で、直感的なピント合わせが可能になる。
■キヤノン初の積層型CMOSセンサーと新開発レンズを搭載
同時に発表された「PowerShot G7 X Mark III」と並んで、キヤノン初となる有効約2010万画素の1.0型「積層型CMOSセンサー」を採用。映像エンジン「DIGIC 8」との組み合わせにより、優れた動画性能と高速連写性能を発揮する。レンズは、35mm判換算で24〜120mm相当・F1.8~2.8の光学5倍 大口径ズームレンズを搭載。最短撮影距離は広角端5cm・望遠端20cmで、撮影倍率はハーフマクロ並みの0.47倍を実現している。
■高速連写性能
最大約30.0コマ/秒の高速連写でRAW画像を連写できる「RAWバーストモード」を搭載。RAWバーストモード時は、シャッターボタンを押す最大約0.5秒前から記録できる「プリ撮影」が可能で、プリ撮影を含め最大約70コマまで連写できる。ドライブモード時は、AF固定で最大約20.0コマ/秒、AF追従で最大約8.0コマ/秒の連続撮影が可能。
■動画性能
クロップのない4K動画撮影機能を搭載。4K動画からの静止画切り出しにも対応する。
■その他の機能
連写画像から全体にピントが合った1枚の写真を生成する「フォーカスブラケット」、明るさやコントラストを自然な印象に自動補正する「オートライティングオプティマイザ」、被写体や撮影シーンに合った設定で撮影できる13種類のスペシャルシーンモードなどを搭載。Wi-FiとBluetoothに対応し、スマートフォンとの常時接続が可能。撮影と同時にスマートフォンへ自動で画像を送信できる。
■アクセサリー
「ソフトケース CSC-G11」も2019年8月上旬発売予定。価格はオープンで、キヤノンオンラインショップ直販価格は13,000円(税別)。
■PowerShot G5 X Mark II 主な仕様
カラー ブラック
有効画素数 約2010万画素
撮像素子 1.0型 CMOSセンサー(積層型)
レンズ [焦点距離]8.8〜44.0mm(35mm判換算 24〜120mm相当) [開放F値]F1.8〜F2.8 [光学ズーム倍率]5.0倍 [最短撮影距離]5cm [レンズ構成]11群13枚(両面非球面UAレンズ3枚、片面非球面レンズ1枚、UDレンズ1枚) [絞り羽根枚数]9枚
ISO感度 ISO 125~12800(拡張ISO 25600)
シャッター速度 30~1/25600秒
ファインダー 約236万ドット 電子ビューファインダー(ポップアップ式)
画像モニター 3.0型 約104万ドット TFTカラー液晶(チルトタイプ)
記録媒体 SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I対応)
サイズ(幅×高さ×奥行き) 約110.9×60.9×46.0mm(CIPA準拠)
質量 約316g(本体のみ)/ 約340g(バッテリー、メモリーカードを含む)
付属品 リストストラップ WS-DC12、バッテリーパック NB-13L、バッテリーチャージャー CB-2LH