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「夏山の花」を美しく撮るには? 雄大な写真を撮るための3つのポイント

今年も夏山登山のシーズンがやってきました。山に登っていると、思いがけずたくましく咲く美しい花に出会うことがあります。こうした夏山の花々は、どのタイミングでどのように撮影すれば臨場感あふれる雄大な写真が撮れるのでしょうか。撮影テクニックやちょっとしたコツをプロにうかがいました。

  

目次

【夏山の花の撮り方①】花風景は霧が出る前の早朝が狙い目。霧が出てきたらクローズアップ撮影にチェンジ!

【夏山の花の撮り方②】広角・標準レンズは花の群生(花畑)と山岳風景を絡めて撮るのに最適

【夏山の花の撮り方③】望遠・マクロレンズを使って、花の繊細さや可憐さを撮影しよう!

 

【夏山の花の撮り方①】花風景は霧が出る前の早朝が狙い目。霧が出てきたらクローズアップ撮影にチェンジ!

天候の変わりやすい夏山では、ガスが湧きにくい早朝に花風景を撮影し、霧が出てきたらクローズアップ撮影に切り替えるのが基本。夏山の日の出は午前5時ごろなので、花畑を撮影するなら午前7時ごろがゴ ールデンタイムとなります。また、高山植物は背が低い花が多く、立ったまま撮影すると花が小さくしか写らずに目立ちません。花の目線に合わせた低いアングルで撮影すると、夏山に咲く可憐な花の魅力を引き出せます。

詳しくはこちら→ https://getnavi.jp/capa/special/256565/

 

【夏山の花の撮り方②】広角・標準レンズは花の群生(花畑)と山岳風景を絡めて撮るのに最適

夏山に咲く花畑はスケール感があって魅力的な被写体。広角から標準のレンズを使えばかっこいい山々と一緒に高山植物を広々と見せられます。小さな花なら、50cm以内に近づいて花を大きく見せ、背景に山を広々と写し込む広角接写的な狙い方が向いています。一方、引き気味のポジションから花畑を狙うなら、F8~16程度に絞り込んでパンフォーカスに仕上げるのがコツ。群生なら花の密度が大切ですし、花に近づいて撮影するなら形や色などが美しい花を選ぶようにしましょう。

詳しくはこちら→ https://getnavi.jp/capa/special/256580/

 

【夏山の花の撮り方③】望遠・マクロレンズを使って、花の繊細さや可憐さを撮影しよう!

アップで山に咲く花の魅力を抽出するなら望遠レンズやマクロレンズの出番です。特に、望遠レンズならば登山道から離れた場所に咲いていても狙えるので便利。小さな花をクローズアップする際は、正確なピント合わせのためにも三脚を使用するのがベターです。それでも、高山では風が強いときが多く、高速シャッターで花を写し止められても、ピント合わせは困難な場合もあります。無理をせず岩陰に咲く背の低い花を狙ったり、スローシャッターで動感を生かしたり、柔軟な対応を心掛けることが大切です。

詳しくはこちら→ https://getnavi.jp/capa/special/256591/