冬といえば雪景色やイルミネーションなど、魅力的な被写体があふれていますよね。そのなかでも「氷」は冬の“ドラマ”を演出してくれるとっておきの被写体なんです! そこで今回は氷のおすすめ撮影スポットを撮影地マップからピックアップしました。
(1)大津海岸のジュエリーアイス(北海道)
十勝川河口に広がる大津海岸。何の変哲もない海辺の風景が厳冬期になると一変します。十勝川から流れてきた氷の塊が波によって砕かれ、透明な氷のかけらとなって砂浜に打ち上げられます。例年の見ごろは1月中旬~2月下旬。気温や風の強さなどによって氷の数は変わります。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/ootsukaigan-jewelryice/
(2)氷結した色合いが神秘的なフンベの滝(北海道)
広尾市街からほど近い距離にあるフンベの滝。落差はそれほどではないものの、幾筋もの水が崖を伝うように流れています。冬になると滝の大部分が凍結し、青白い神秘的な姿を見せてくれます。海に面した道路のすぐ脇に流れ落ちているため、手軽に撮影できるのも魅力です。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/funbenotaki_hokkaido/
(3)羅臼の流氷と海ワシ(北海道)
スケソウダラ漁のおこぼれの魚を狙ってオオワシが冬だけカムチャッカ方面から日本に渡って来ます。現在は観光としてワシたちを観察・撮影させる船が出ているので、それを利用すれば迫力満点の撮影ができます。ただし流氷は動くのでさっきまでたくさんあった流氷が数時間でなくなることもあります。そんなときは道路から樹にとまる姿を撮影するのがおすすめ。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/rausu_washi/
(4)能取岬に押し寄せた流氷(北海道)
オホーツク海側には冬になると海を真っ白に埋め尽くすほどたくさんの流氷がやってきます。網走の能取岬やウトロのプユニ岬などは簡単に流氷を見下ろせる撮影ポイント。流氷らしく撮影するには、びっしり詰まっているよりも、少し海面が見えるくらいのほうがよいです。氷の大小を織り交ぜると流氷らしく見せられます。水面を青く見せるため晴天時に撮影するのもポイント。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/notoromisaki_-icefloe/
(5)ライトアップされた青い池(北海道)
美瑛市街から白金温泉に向かう途中にある青い池は、青い色の水面に立ち枯れた木々が林立する観光スポット。冬になると池は全面氷結して、夜間にはライトアップも行われます。ライトの色は緑や青、黄色など刻々と変化するので、自分のイメージに合ったタイミングを見計らってシャッターを押しましょう。作画をするときは、ポイントになる木をしっかりと意識してフレーミングすると印象的な写真になります。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/biei_blue_hokkaido/
(6)めったに見られない屈斜路湖の「フロストフラワー」(北海道)
屈斜路湖は水深が深いため、−20 度近い気温が続くことで、やっと凍り始めます。氷が張ったあとに冷え込みが続くと小さな塵を核に大きな霜ができます。これが「フロストフラワー」です。雪が湖面を覆うと見られず、タイミングが難しいです。1月末~2月中旬の限られた数日のみ、出会える可能性があります。特に、1センチ以上もある大きな霜は雪が降ったように湖面の氷を覆い、独特の景色を見せてくれます。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/frostflower_kussyaroko/
(7)白神 銚子の滝(秋田県)
白神山地の入口、秋田県藤里町にある銚子の滝。湯の沢温泉の裏手に位置し、比較的アクセスが良いのも魅力です。滝つぼが徳利の形ににていたことからこの名がついたと伝えられています。冬には滝からの水が凍り、独特の氷のオブジェを創り出しています。冬季は駐車場からの数十メートルを歩いていく必要があるため、スノーシューなどを用意していくと動きやすいです。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/choshinotaki/
(8)飛沫舞う猪苗代湖の「しぶき氷」(福島県)
猪苗代湖の天神浜では、冬になると「しぶき氷」と呼ばれる現象が見られます。これは強い西風によって湖の水が岸辺の木や植物に付着して凍り付くもので、その姿はとてもフォトジェニックです。近づいて撮ることもできますが、風が強い時は海のように大波が岸辺に打ち付けるため望遠レンズも準備しておきたいところ。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/inawashiroko_fukushima/
(9)氷雪に覆われた玉の木原(宮城県)
宮城・山形の県境付近に位置する玉の木原は、水芭蕉の群生地として知られています。冬になると湿地帯は雪に覆われ、場所によっては水面部分に青白い氷が張っています。雪や青白い氷だけを捉えると単調になるため、黒々とした木や凍結していない水面などを入れて変化をつけて作画したいところ。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/mizubasyo_tamanokihara/
(10)奈良井ダムの不思議な氷結模様(長野県)
風情ある宿場風景が続く奈良井宿から、県道493号線を伊那方面に向かうと奈良井ダムが現れます。それほど規模の大きなダム湖ではないため湖面の大部分は凍結して、場所によっては面白い模様が見られる隠れた撮影スポット。木々の影が湖面に落ちる午前中の撮影がオススメで、湖岸の木などを配して作画するとスケール感が出ます。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/naraidamu_nagano/
(11)巨大な氷が連なる白川氷柱群(長野県)
崖から染み出す地下水によって形成される白川氷柱群の姿は圧巻で、高さは約50メートル、幅は約250メートルにも及びます。氷柱だけを捉えるとその大きさがわかりにくいため、手前を流れる西野川を入れて作画するのがコツ。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/shirakawa_nagano/
(12)九州の見事な氷瀑 古閑の滝(熊本県)
阿蘇外輪山のカルデラ壁面を流れ落ちる古閑(こが)の滝。春~秋は水量が少ないですが、厳冬期には落差100メートルの雌滝が全面凍結します。冬の阿蘇山周辺は積雪や凍結があるので、雪道の備えは万全に。広角レンズで全景を撮るほか、写真のように望遠レンズで氷瀑の上部を切り取るのもおすすめです。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/koganotaki_aso/