ニュース

データを一元管理できるGoProの写真・動画編集アプリ「Quik」

GoProは、動画・写真編集用のモバイルアプリ「GoProアプリ」をアップデートし、新しく「GoPro Quik (クイック)」としてリリースした。iOSとAndroidに対応する。試用版は無料。全機能を利用する場合は月額200円または年額1,080円のサブスクリプション登録が必要となる。ダウンロードはApp Store、Google Playから。

GoPro Quik

 

「Quik」は、カメラやスマートフォンで撮影された写真・動画を取り込んで整理することができるほか、クラウドへのバックアップ、動画作成、画像編集、SNSでのシェアなどが行えるアプリ。お気に入りの写真や動画を埋もれさせて見失ってしまう、スマートフォンの“ブラックホール化”を解決することを目的に開発されたという。

■1つのアプリに写真・動画をひとまとめに

写真、動画、メッセージで送られてきた画像など、さまざまな画像データを取り込むことが可能。画像データを「Quik」ひとつにまとめることで、ベストショットがどこに保存されているのか、わからなくなってしまうという事態を防止できる。

また、お気に入り画像をまとめておく「Mural」に画像を入れておけば、オリジナルの画質でバックアップされる無制限クラウドバックアップ機能も2021年内にリリース予定。なお、既存ユーザーのデータは「Quik」インストール時に「GoProアプリ」から転送され、クラウドに保存されたコンテンツも引き続きアクセスすることができる。

■画像・動画編集

画像のトリミングや露出・コントラスト・カラー調整、フィルター加工、ステッカー追加などの画像編集が可能。動画では、長さ調整や逆再生、部分的な速度変更などのユニークな加工もできるほか、静止画の切り出しや、360°映像から通常動画への変換もできる。

■ハイライトビデオ自動生成

保存されている写真や動画からハイライトビデオの自動生成が可能。テーマの選択やトランジションの追加、さらにはスマホ内の楽曲またはGoProのオリジナル楽曲を追加し、ビートに合わせて自動同期させるといった楽しみ方もできる。

■スマホをGoProアクションカメラのリモコンに

GoPro HERO」「GoPro MAX」 の映像を取り込み、スマートフォンをリモコンとして使用可能。ライブプレビューや、カメラ設定の調整、録画の開始や停止などを操作することができる。また、インターネット接続なしで「Quik」に画像の転送が行える。GoProプランに登録すれば、すべての映像をオリジナル品質でクラウドに保存することも可能だ。

 

〈文〉佐藤陽子