ケンコー・トキナーは、東京・中野のケンコー・トキナー本社ビル2階に「ケンコー・トキナーギャラリー」を2021年4月28日にオープンした。
2016年6月からショールームの壁面を「ミニギャラリー」として運営してきたが、ギャラリーとして、完全にショップの売り場と切り離すことで、写真展をじっくり鑑賞できるようにしたものだ。 ギャラリーの壁面長は、約20mで、全紙サイズのプリントでも20点以上は飾ることができる。
「ケンコー・トキナーギャラリー」は、ショールームを入った右手にある。正面はショップの受付で、左側がショールームだ。
オープニングの展示は、「国際フィルターフォトコンテスト2019受賞作品展」。CP+2020のブースで展示する予定だったものをお披露目した。
ギャラリー開設にあたって挨拶を述べるケンコー・トキナーの山中徹社長。地域と繋がることで社業を営んできたこと、今後も「皆様と一緒に業界、地域、社会に貢献できる企業でありますように頑張ってまいります」と語った。
中野区のプロモーションを務める球体関節人形「中野大好きナカノさん」とともにお祝いに駆け付けた酒井直人中野区長。「中野は、もともと写真と縁の強い地域。新しいギャラリーも、区民が訪れる場所になってくれると確信しています」と祝辞を述べた。
左から山中徹社長、酒井直人中野区長、丸山伸吾ギャラリー館長。
展示に使用されているのは、ケンコーの額縁「画廊」の全紙サイズと半切サイズ。
隣接するショールームには「画廊」をはじめ、各種額縁が展示されており、購入することもできる。
ショールームには、ケンコー・トキナーが取り扱うさまざまな製品が展示・販売されている。
アウトレットコーナーなども設けられており、その場で購入することも可能だ。
サイズ、種類とも豊富なフィルターがズラリと揃っている。三脚やカメラバッグ、各種アクセサリーを手に取って見ることができる。
4月から国内での販売・修理サービスが開始されたカールツァイス製品も展示されていた。
新製品を紹介するコーナーには、5月21日発売予定の3軸モーター搭載4Kジンバルカメラ「MOZA MOIN Camera」も展示されていた。
ギャラリーのすぐ前には、セミナーなどで使用されるスタジオがある。KPIが扱うGODOXの照明機材などが置かれていた。
本社ビルの2階には「ホースマン博物館」もある。2012年12月にKPIに事業譲渡されたのを機に開設されたもので、カメラやアクセサリーなど約90点が展示されている。
ケンコー・トキナーギャラリー
住所 東京都中野区中野5-68-10 KT中野ビル2F
営業時間 11:00〜19:00
休館日 火曜・ゴールデンウィーク・夏季・年末年始
入場料 無料