こんにちは!カメラ・写真大好き現役レースクイーンの沙倉しずかです!
カメラ歴はもうすぐ4年で、今もそしてこれからも永遠にカメラ勉強中です。
突然ですが、友達が居眠りしているところとか、道端に落ちているネギとか、心の赴くままに写真を撮ってみたことはありませんか?準備もなく、計算もなく、心が動いたものをただ撮っただけのスナップ写真が私は大好きです。
スマートフォンでも一眼レフでも、固定観念にとらわれず、誰もが自由に肩の力を抜いて撮れるスナップ写真。普段なら見向きもせずに通り過ぎてしまうような何気ない景色でも、カメラを向けることで特別な景色に変わることがあります。今まで撮ってきた写真を眺めていると、自分でも気付いていない癖や好みを発見したりすることもあります。
私の場合は華やかな街の片隅にある生活感が好きみたいです。
スナップ写真のいいところは、他の人には理解されにくい自分の「好き」を、「映え」なんて気にすることなく思う存分表現できるところです。
スナップ写真って、具体的にどういう意味だろうと疑問に思い調べてみると「被写体の動作や表情を即興的に撮影した写真」だそうです。
調べてみたものの、アルバムを見ながらこれはスナップ写真と言えるのか…と不安になりながらこの記事に使う写真を選んでいます(笑)
スナップ写真に限ったことではありませんが、ふと写真を見返したときに、このとき寒かったなぁとか、誰と一緒だったなぁとか、奥の方にしまっていた記憶が鮮明に蘇り、写真っていいなぁと思うことがよくあります。
また、今まではいつも「SONY α7III」に「TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD」を持ち歩いていたのですが、最近オールドレンズを購入し、以前よりスナップ写真を撮ることが増えました。
初めてのオールドレンズ
記念すべき初めてのオールドレンズは「CONTAX Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4」を選びました。
秋葉原にある中古カメラ専門店『2ndBASE』で、見たことのないレンズ、聞き慣れないマウントのマウントアダプターがずらりと並ぶ中、店長さんがお薦めしてくれたレンズを片っ端から試して、閉店ギリギリまで悩んで決めた1本です。
このレンズを選んだ理由は、オールドレンズはハマるとあれもこれも欲しくなって抜け出せなくなると周りの人が口を揃えて言うので、これ1本持っておけば間違いないというようなベーシックなレンズにしました。一部では「標準レンズの帝王」とも呼ばれるレンズらしいです。最短撮影距離を短くするためにヘリコイドアダプターもレンズと同時に購入しました。
このレンズを使い始めて感じたこと。最近のレンズが目の前の景色をありのままに写すのに対して、このレンズは目の前の景色をどこか別の世界のように写す感じが面白いと思いました。ボケがやわらかく、温かみのある写真が撮れます。このレンズを活かすにはどういう時間帯や環境で撮るのがいいのだろうと、探っていくのが楽しみのひとつになっています。
オールドレンズに興味を持ったきっかけは、SNSで見た1枚のポートレート写真でした。虹色のゴーストがモデルに重なり、水彩画のような優しく柔らかい雰囲気を醸し出していました。どうすればこんな写真が撮れるのだろうと調べてみたら、オールドレンズを使って撮影していたのです。
解像度がすごい近年のレンズももちろんいいのですが、写真を撮られる側もしていると、毛穴まで鮮明に写ってしまうことに恥ずかしさを感じることや、レタッチされ陶器のような肌になることに軽い罪悪感を感じてしまうこともあり、見えすぎず、隠しすぎずの程よい肌感を手を加えずともナチュラルに表現できるオールドレンズに魅力を感じました。
1年後、私の部屋がオールドレンズだらけになっていないことを願います。すでに「Helios」という渦巻きのようなボケが特徴的なオールドレンズが気になっています…。
購入するかどうかのときに唯一懸念を抱いたのがマニュアルフォーカス。カメラを始めたときからオートフォーカスしか使ってこなかった私にとって、マニュアルフォーカスで撮ることは、本音を言えば面倒としか最初は思えませんでした。
しかし、カメラ本体のピーキングという機能を使い始めてからは、ピントが合っている部分の輪郭が赤く強調表示(色の変更も可能)されるので、初心者でも簡単にピントを合わせられ、マニュアルフォーカスへの苦手意識はほとんどなくなりました。
もしオールドレンズを使っていなければ、この便利すぎる機能を知らずに眠らせたままだったかもしれません。色々挑戦してみることは新たな発見がありますね!
まだまだカメラの世界は奥が深いです。
最後に
スマートフォンなどで手軽に誰でも写真を撮れる今の時代だからこそ、何にもとらわれず自由にスナップ写真を撮ってみませんか?
私は学生時代、プリントシールはたくさん撮りましたが、写真は全くと言っていいほど撮っておらず、学生時代の写真は卒業アルバムにしか残っていません。住んでいる場所の街並みも、周りにいる友達も、少しずつ変わっていきます。アプリで加工された写真もいいけれど、そのときにしか撮れない繊細な表情を写真で残していけたらいいなと思います。
文・写真/沙倉しずか
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沙倉さん撮影/編集部