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シャッターチャンスは1度きり! 沙倉しずか、競走馬撮影の魅力にハマる!?

こんにちは!カメラ・写真大好き現役レースクイーンの沙倉しずかです!
カメラ歴はもうすぐ4年で、今もそしてこれからも永遠にカメラ勉強中です。

最近はSNSに溢れている、プロアマ問わず世界中のカメラマンさん達の写真を見漁っては「こんな写真撮ってみたい!!!」と、夢が膨らんでいます。

最近は動きのあるものを撮るのが楽しくて、今回は動く被写体を撮るため、ある場所へ行って来ました。

それは…大井競馬場、通称:東京シティ競馬(TCK)です!

競走馬を撮ることも初めてですが、競馬場に足を踏み入れること自体が初めてなので、まずはネットで観戦ルール、マナーについて調べました。競馬場の写真撮影で禁止されているのは主にフラッシュ、三脚、脚立の使用などです。

「襟の付いた服のほうがいいのだろうか、赤い服を着て馬は興奮しないのだろうか…。」などと心配していた自分が恥ずかしいです…(笑)

今回はCAPA編集部さんに「FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS」と「FE 70-200mm F2.8 GM OSS」のレンズを用意してもらいました。

ボディーは自分の「SONY α7 III」です。

まずは軽く競馬場内を散策

初めに、大井競馬場のスタッフさんが「是非ここで写真を!」とオススメしてくれた『うまたせ!銅像』というフォトスポット前で記念撮影です。銅像になっている馬のキャラクターは「うまたせ!君」という名前だそうです。

皆さんも大井競馬場に行った際は是非記念撮影を。

早く本物の馬が見たいと次に訪れたのはパドックです。想像以上に距離が近い!

「目がかわいい!たてがみがツヤツヤ!筋肉すごい!」と、初めて間近で見る競走馬に一気にテンションMAXです。

出走前の緊張感のあるパドックの中を歩く馬は凛々しくかっこいいです。

中には興奮気味の馬が目を血走らせて暴れる様子も見られハラハラしましたが、なかなか普段見ることのない馬の表情に、思わずズームリングを思いっきり回していました。騎手の方をこんなに近くで見られるのもいいですね。

私の他にも撮影目的で来ているお客さんを見かけましたが、平日の昼間だったこともあり、まだそれほど人は多くなく、写真は撮りやすかったです。

そしていよいよコースへ

スタートと同時に一斉に駆け出す馬。クルマのレースとは違い、ほとんどのレースは1周で終わってしまうので、シャッターチャンスは1レース1回のみです。

この日は第1レースが14:30発走、最終レースが20:50発走の12レース開催だったのでシャッターチャンスは12回!日が沈むにつれて撮影するのも難しくなっていくので、毎レース集中し無心で連写しました。「あぁ緊張した…(笑)」

撮影は一般のお客さんが入れるエリア内のみで行いました。

コースサイドから迫力のある姿を狙ってみたり、客席から全体を見渡してみたり、コーナーを曲がってくる馬の集団を狙ってみたり、ゲート寄りの場所からスタート直後の馬を狙ってみたり、馬のお尻を狙ってみたりと、レース毎に狙いを変えて撮ってみると雰囲気の違う写真が撮ることができて楽しいです。

設定ですが、シャッタースピードは昼間の明るい時間帯は1/500、トゥインクルレース(ナイター競馬)は1/250で撮影しました。

もっとシャッタースピードを落として流して撮るのも面白そうですね。ただシャッターチャンスが少ないこともあり、今回私はシャッタースピードを落とす余裕はありませんでした。すみません…(泣)

ちょっと休憩…

レースも半分を終え、メインレースに備えて『煮込みとビールのお店253by STAR LIGHT』のモツ煮込み丼と、『甘味処 まつ庵』のみたらし団子を食べました。

他にも美味しそうな飲食店が沢山あり、何を食べるか迷ってしまうほどです。

いざナイター撮影!

夕方6時を過ぎたあたりからお客さんが徐々に増え始め、メインレースが近づくにつれて競馬場内の盛り上がりが一気に増してきました。

大井競馬場ではトゥインクルレース開催日は日没後にイルミネーションが点灯されます。

内馬場エリアのイルミネーションは、レースの合間のみ点灯されます。イルミネーションの開催日は公式サイトをご確認ください。

夜のレースの撮影はコースの暗さによって一気に難易度が上がり、ピントを合わせることでいっぱいいっぱいだったというのが正直な感想です。自分の未熟さを痛感させられました。

ですが、まだまだ伸び代があると信じ、この悔しさをバネに今後も練習に勤しみたいと思います!

今まで動きものはクルマを撮ることが多かったので、写真でスピード感を表現したいときに、シャッタースピードが速いと動きが止まってしまうイメージがありました。

しかし、競走馬を撮る場合はシャッタースピードが速くても馬が土煙を上げてくれたり、走っている脚の動きでスピード感が出るので、動きのあるものを撮る練習に適しているように感じました。

おわりに

初めての競馬場は仕事帰りのサラリーマンの皆さんがビールを飲みながら楽しそうに観戦している様子が印象的でした。私もまた競馬場に今度はプライベートで行って、写真と競馬を楽しんでみたいです。

大井競馬場は時間とともに違った景色が見れたり、施設が充実しているので、一日中いても楽しめました。

せっかく来たんだからと人生初の馬券を500円分買ってみましたが、かすりもしなかったのはここだけのお話です…。

ギャラリー

※撮影時のみ一部マスクを外しています。
協力/大井競馬場

文・写真/沙倉しずか
Twitter:https://twitter.com/shi_saaa
Instagram:https://www.instagram.com/sakura_shizuka/?hl=ja

人物撮影/編集部