2022年11月16日〜18日の3日間、音と映像と通信のプロフェッショナル展「Inter BEE 2022」のリアルイベントが千葉県の幕張メッセで開催された。オンラインイベントは、12月23日まで開催中だ。リアル会場の様子をピックアップして紹介しよう。
【ニコン】“「Z 9」のなる木” も登場! 動画仕様に武装した「Z 9」を展示
予想外に小さかったニコンのブースだが、鮮やかな黄色と黒のカラーリングで存在感を強く主張していた。
ブースの正面にまわると「NIKON Z 9 for Professional Movie」の看板が掲げられているのが見えた。つまり「Z 9」の動画機能に振り切ったテーマブースということだ。
ブース内に展示されているのは、もちろん「Z 9」だけ。
シネレンズに加え、リグを装着して外部モニターや送信機、バッテリーなどをフル装備した、さまざまな動画仕様の「Z 9」が展示されていた。
3台の「Z 9」がアームに吊り下げられて展示されていた。スタッフは “「Z 9」のなる木” と紹介してくれた。
「Z 9」から延びたケーブルの先はコントローラーにつながっていて、カメラ本体を遠隔操作できるようになっていた。コントローラー脇のタブレットと左上のモニターには、“「Z 9」のなる木” とブース内のもう1台、「Z 9」計4台の画像がリアルタイムで表示されている。
ブース内で注目を集めていたのが、12月2日発売予定のリモートグリップ「MC-N10」。Zシリーズのカメラと有線接続することで、カメラをリモート操作できるようにするもので、右手で三脚のパン棒を動かしながらカメラ操作を可能にする。
ショルダーリグのハンドル部分に取り付けるという使い方もできる。撮影に集中できるのはもちろん、手元でカメラ操作ができることで、少人数での動画撮影がグッと効率的にできるようになる。
電源には汎用性の高い単3形乾電池を使用する。通常の使用なら1日の撮影で交換不要とのこと。なお、リモートグリップ「MC-N10」の電源ON/OFFでは、カメラ本体の電源操作はできない仕様になっている。