2022年11月16日〜18日の3日間、音と映像と通信のプロフェッショナル展「Inter BEE 2022」のリアルイベントが千葉県の幕張メッセで開催された。オンラインイベントは、12月23日まで開催中だ。リアル会場の様子をピックアップして紹介しよう。
【LAOWA】細長〜いマクロレンズをフィーチャー! 開発中のレンズも参考出品
サイトロンジャパンは、LAOWAのレンズに絞ってブースを展開していた。
目玉の一つは、2022年9月2日に発売された「24mm T14 2x Macro Periprobe (ペリプローブ)」の実機展示。細長く伸びた鏡筒が特徴的な、LAOWAを代表するマクロレンズだ。
交換式の対物レンズ部は、従来型の「ダイレクトビューモジュール」に加えて先端部が潜望鏡のように90°横を向いた「90°モジュール」が付属している。受注生産ということで、こうした展示会でないとなかなか実機にお目にかかる機会はない。
ロゴの先にあるリングがレンズ回転機構のロックになっていて、これを緩めることで鏡筒を回転させることができる。「90°モジュール」装着時にはレンズの向きを変えることができるので、カメラが入り込めない裏側を撮影することもできるようになる。動画撮影時には、レンズを回転させながら撮影 (スピニングショット) することも可能だ。
ブースの奥には、新製品や参考出品のレンズがずらりと並んでいた。
「12-24mm F5.6 ZOOM」は、2022年11月4日に発売されたばかりの新製品。長さ84mm、重さ約497gの超広角ズームレンズだ。F5.6通しのフルサイズミラーレス対応ズームレンズとしては、思っていた以上に小さく軽い。こちらはソニーEマウント用。
参考出品の「Argus 18mm F0.95 MFT APO」。Argusシリーズのニューモデルで、マイクロフォーサーズ用だ。発売は2023年の年明け前後になりそうとのこと。CP+2023の目玉の一つになりそうなレンズだ。
同じく参考出品の「Argus 25mm F0.95 CF APO」。2022年4月15日にマイクロフォーサーズ用が発売済みだが、こちらはソニーEマウントで、2022年内発売を目指しているとのこと。
アナモフィックレンズ「PROTEUS 45mm T2 2× Anamorphic」の参考展示。こちらは発売時期・価格は未定。
ショーケースの中には、小型アナモフィックレンズ「Nanomorph」シリーズの6本のレンズが参考展示されていた。展示されていたのはPLマウントとソニーEマウントだったが、マイクロフォーサーズやXマウントなどにも対応するとのことだ。こちらも発売時期や価格は未定となっている。