トキナーatx-mシリーズに、ソニーEマウントを採用したAPS-Cフォーマット用の大口径超広角ズーム「atx-m 11-18mm F2.8 E 」が仲間入り。手のひらに乗るコンパクトサイズで、写真から動画まで軽快に撮影できる。
ソニー α6400 + Tokina atx-m 11-18mm F2.8 E ミラーレス専用設計で小型・軽量化を追求したAPS-C対応の大口径超広角ズーム 
トキナーからAPS-C対応のソニーEマウント用超広角ズームレンズが登場。動画需要が急増し、広角ズームレンズが盛り上がりを見せる中での投入だ。
これまでもトキナーは、一眼レフ用として 11-16mm F2.8、11-20mm F2.8、14-20mm F2 などを発売しており、得意分野とも言える焦点域だけに期待が高まる。
335gのレンズ本体とボディは程よいバランスで、持ち心地は良好。各リングとも滑らかでスムーズに動き、ストレスは一切感じない。フィルター径は67mm。フードロックボタンは非装備。 本レンズは従来、定評のあったフォーカスリングの操作でAF/MFを切り替えられるワンタッチフォーカスクラッチ機構は割愛された。小型・軽量化などを総合的に判断し、時代に合わせた方針転換ということだろう。
フォーカスリングとズームリングは微妙に直径を変え、緩やかな斜面を設けて、手元を見なくてもしっかり操作できる。ワンタッチフォーカスクラッチ機構は持たない。 マウント面にmicro USB Type-B端子を設置。今後、ユーザー自身でのファームアップなどに対応するという。レンズ着脱指標 (右下) が小さく視認性に欠けるのが少し気になる。 操作性は全般的に良好で、AFも極めて静か。特に大きな不満もなく、撮影を順調にこなせる実力を持つ。開放F2.8の明るさは、特に動画で大きな武器になるはず。実用性重視の1本だ。
歪曲を抑えた超広角描写 
動画だけでなく、静止画の超広角スナップに組み合わせても、快適な撮影が楽しめる。チェックのためにレンズ補正を切った撮影もしてみたが、カメラ内補正に頼り切った思考ではなく、素性は良さそうだ。
ソニー α6400 トキナー atx-m 11-18mm F2.8 E 絞り優先オート F2.8 1/3200秒 -0.5補正 ISO100 WB : 太陽光 開放時のボケは少々硬め 
くっきりと気持ちのいい描写を見せる。ピント位置はシャープだが、ボケの輪郭は少々硬い印象だ。なお最短撮影距離は11mm時に19cm。おおむねハガキを画面いっぱいに撮影できる。
ソニー α6400 トキナー atx-m 11-18mm F2.8 E 絞り優先オート F2.8 1/800秒 ISO100 WB : オート Tokina atx-m 11-18mm F2.8 E 
発売日  2022年10月14日希望小売価格  114,400円 (税込)
マウント  ソニーEレンズ構成  11群13枚絞り羽根  9枚最短撮影距離  0.19m (ワイド端)最大撮影倍率  1:9.2 (ワイド端)フィルター径  φ67mm最大径×全長  φ74.4×74.1mm質量  355g
 
			
				
				ソニー α6400 + Tokina atx-m 11-18mm F2.8 E
				  
			
				
				335gのレンズ本体とボディは程よいバランスで、持ち心地は良好。各リングとも滑らかでスムーズに動き、ストレスは一切感じない。フィルター径は67mm。フードロックボタンは非装備。
				  
			
				
				フォーカスリングとズームリングは微妙に直径を変え、緩やかな斜面を設けて、手元を見なくてもしっかり操作できる。ワンタッチフォーカスクラッチ機構は持たない。
				  
			
				
				マウント面にmicro USB Type-B端子を設置。今後、ユーザー自身でのファームアップなどに対応するという。レンズ着脱指標 (右下) が小さく視認性に欠けるのが少し気になる。
				  
			
				
				ソニー α6400 トキナー atx-m 11-18mm F2.8 E 絞り優先オート F2.8 1/3200秒 -0.5補正 ISO100 WB : 太陽光
				  
			
				
				ソニー α6400 トキナー atx-m 11-18mm F2.8 E 絞り優先オート F2.8 1/800秒 ISO100 WB : オート