シグマは、フルサイズミラーレスカメラ用の標準レンズ「50mm F2 DG DN | Contemporary」を2023年4月21日に発売する。マウントはソニーEマウントとLマウントの2種類。希望小売価格は110,000円 (税込)。
Contemporaryライン新基準の光学性能を実現するフルサイズ対応の50mmレンズ。高画質と常用性を両立させた「Iシリーズ」の中の開放F2シリーズ (20mm F2、24mm F2、35mm F2、65mm F2) の標準レンズに位置づけられ、高い光学性能と大きく美しいボケ味を特徴とする。
■光学性能
レンズ構成はSLDガラス1枚、非球面レンズ3枚を含む9群11枚で、インナーフォーカスタイプ。各収差を良好に補正して、クリアで高精細な描写を実現している。開放F値はF2で、ボケ自体の柔らかさに加え、合焦部からアウトフォーカス部までのボケ方の滑らかさにも注力しているという。フレアやゴースト対策も十分で、逆光でも鮮明な画像が得られる。
■カメラの各種AF機能に対応
AF駆動系には静粛かつ高速なステッピングモーターを採用。DMF (ダイレクトMF) やAF+MF、AFアシスト機能 (Eマウントのみ) に対応する。また、Lマウント用のみ、フォーカスリングのリニア/ノンリニア設定の切り換えが可能。静止画と動画、どちらでもスムーズなピント合わせが行える。
■金属製の高品質な鏡筒
「Iシリーズ」共通仕様の金属製の外装を使用。切削アルミニウムによるパーツは、しっかりとした剛性感と高い耐久性を実現。操作リングと内部の構造体には金属素材を使い、優れた操作感が得られる。鏡筒にはフォーカスリング、絞りリング、フォーカスモード切換えスイッチが設けられ、簡易防塵防滴構造が取られている。
■「Iシリーズ」は9本に拡大
2023年4月21日現在、新発売の「50mm F2 DG DN | Contemporary」と「17mm F4 DG DN | Contemporary」を加え、「Iシリーズ」は全9本に。超広角17mmから、中望遠90mmまでカバーするレンズシステムが構築された。
SIGMA 50mm F2 DG DN | Contemporary 主な仕様
対応マウント ソニーEマウント、Lマウント
焦点距離 50mm
レンズ構成 9群11枚 (SLDガラス1枚、非球面レンズ3枚)
画角 46.8°
開放絞り F2
最小絞り F22
絞り羽根枚数 9枚 (円形絞り)
最短撮影距離 45cm
最大撮影倍率 1:6.9 (0.14倍)
フィルター径 φ58mm
最大径×長さ Eマウント φ70.0×70.0mm、Lマウント φ70.0×68.0mm
質量 Eマウント 345g、Lマウント 350g
付属品 円形レンズフード LH633-01、マグネット式メタルキャップ LCF58-01M、フロントキャップ LCF-58 III、リアキャップ LCR II