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星景もいける解像力! ミラーレス時代の新スタンダードレンズ「SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary」

シグマは、ミラーレス時代の交換レンズとして新たな価値に挑戦する「I シリーズ」の第一弾として「SIGMA 35mm F2 DG DN|Contemporary」を2020年12月18日に発売する。フルサイズに対応し、Lマウント用とソニーEマウント用をラインナップする。希望小売価格は78,000円 (税別)。

SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary

 

「35mm F2 DG DN | Contemporary」は、ミラーレス時代の新たなスタンダードレンズ。手軽に持ち歩けるサイズ感と高い光学性能を兼ね備える。

SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary
2020年12月1日に開催されたオンライン発表イベント「SIGMA STAGE Online」より
 

SLD1枚、非球面レンズ3枚を含む9群10枚構成で、9枚羽根の円形絞りを採用する。明るいレンズで特に気になる軸上色収差をSLDガラスで補正しつつ、高屈折率ガラスを最適に配置することで、レンズ枚数を抑制しながら諸収差を良好に補正した。

高精度のグラスモールド非球面ガラスを3枚使用することにより、球面収差と像面湾曲を補正。加えてフォーカス時の収差変動を抑制する。最新の光学設計とそれを形にする高度な加工技術により、中心はもちろん画面周辺部まで、均一で高い解像力を実現したレンズとなっている。

さらにサジタルコマフレアまでも良好に補正しているので、星景写真撮影にも対応できるほどの高いレベルの描写力を誇る。フィルター径は62mm、最短撮影距離は27cmだ。

ステッピングモーターを搭載しており、高速AF対応。また、フォーカスモード切換えスイッチを備え、簡易防塵防滴構造となっている。「レンズ光学補正」機能にも対応する。

SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary
フォーカスモード切換えスイッチ
 

Lマウント用は、別売の「SIGMA USB DOCK UD-11」に対応。シグマ独自のMTF測定器「A1」で全数検査を経て出荷されている。

「 I シリーズ」専用のマグネット式メタルキャップ、レンズフードが付属する。

SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary
マグネット式メタルキャップ
 
SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary
レンズフード装着時 (左がLマウント、右がEマウント)
 
シグマIシリーズ
2020年12月1日に同時発表された「 I シリーズ」の3本

 

SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary 主な仕様

エディションナンバー C020
マウント Lマウント、ソニーEマウント
焦点距離 35mm
開放絞り F2
最小絞り F22
レンズ構成 9群10枚
画角 (35mm判) 63.4°
絞り羽根枚数 9枚 (円形絞り)
最短撮影距離 27cm
最大撮影倍率 1:5.7
フィルター径 φ58mm
サイズ (最大径×長さ) Lマウント φ70×65.4mm、Eマウント φ70×67.4mm
質量 325g
付属品 マグネット式メタルキャップ FRONT CAP LCF58-01M、フード LH636-01

 

 

〈文〉柴田 誠