カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2024」が、2024年2月22日~25日にリアル会場とオンラインで開催。リアル会場から、注目の新製品や各社のイチオシ、取材スタッフが見つけた注目アイテムを紹介します。
パナソニック
今年のパナソニックLUMIXブースのテーマは、“COLORS OF LUMIX”。定評のある色表現を体感してもらうための、自然を模したディスプレイが印象的。最注目製品は、発表されたばかりのフルサイズ対応の小型軽量高倍率ズーム「LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.」。そして、LUMIX SシリーズとGシリーズの現行製品や歴代モデルの展示も見応えあり。オートフォーカス、手ブレ補正、放熱設計など、基本性能の優秀さが体感できるデモコーナーも興味深い。
CP+2024開場直前に発表! 世界最小・最軽量の高倍率ズーム「LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.」
AF対応フルサイズミラーレス用の高倍率ズームで “世界最小・最軽量” の「LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.」。全長約93.4mm・質量413g。「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6」や「LUMIX S 14-28mm F4-5.6 MACRO」と大差ない小振りで軽快な製品で、「LUMIX S5II」ボディとのマッチングはすこぶる良好! 開放F値は「F4-7.1」と少し暗めだが、そのぶん高画質と小型軽量化を高いレベルで実現している。
望遠端200mmに設定して鏡筒が伸びたところ。適度なトルクで動きにムラのないズームリングの操作感の良さに感心する。フォーカスリングの回転も滑らか。厳しい環境下でも安心して使える防塵・防滴仕様。
付属している花型レンズフード (ロック解除ボタンあり) を装着したところ。小型レンズの良さを損なわない、コンパクトでバランスの良いフードである。
広角端28mm時は、最短撮影距離0.14mで最大撮影倍率0.5倍。いわゆる「ハーフマクロ」撮影が楽しめる。また、望遠端の200mm時も最短撮影距離0.65mと結構寄れる。
[品番] S-R28200 [対応マウント] Lマウント [焦点距離] 28〜200mm [レンズ構成] 13群17枚 (非球面レンズ1枚、EDレンズ4枚、UHRレンズ1枚) [画角] 75°(W) ~12°(T) [開放絞り] F4〜7.1 [最小絞り] F32〜45 [絞り羽根枚数] 9枚 (円形虹彩絞り) [最短撮影距離] 0.14m (W) / 0.65m (T) [最大撮影倍率] 0.50倍 (W) [フィルター径] 67mm [最大径×長さ] Φ77.3×約93.4mm [質量] 約413g [付属品] レンズフード、フロントキャップ、リアキャップ
もう1本の “世界最小・最軽量”「LUMIX S 100mm F2.8 MACRO」
“世界最小・最軽量”と言えば、2月15日に発売された「LUMIX S 100mm F2.8 MACRO」は、世界最小・最軽量の中望遠単焦点マクロレンズ (AF対応フルサイズミラーレス用、焦点距離90mm以上の等倍マクロレンズで)。この製品の注目度も高い。全長約82.0mm・質量約298g。実際に手にすると、その軽快さに驚く。もちろん、防塵・防滴仕様である。
付属のレンズフードを装着したところ。レンズ本体は全長約82.0mmの小振りな製品なので、フードの大きさが少し目立つ。だが、携帯性を損ねるようなサイズではない。
「LUMIX GH6」が79時間耐久RECにチャレンジ!!
今年のブーステーマ “COLORS OF LUMIX” を象徴する、カラフルで巨大な花々が圧巻! 多くの人が目を止め、思わずカメラを向けたくなるディスプレイである。その花々の中を、女性モデルが歩いていたりする。
優れた放熱構造が開発・搭載された「LUMIX GH6」。それによって、長時間の動画記録を実現。ということで、CP+2024の開催中「GH6 79時間耐久REC」にチャレンジ!! (2月22日10:00~2月25日17:00)
認識AF体験コーナー。「LUMIX S5II」シリーズや「LUMIX G9PROII」で進化した「リアルタイム認識AF」の実力が、説明員によるデモで体感できる。
通路側にはLUMIX Sシリーズのボディとレンズ群。ブース内側にはLUMIX Gシリーズのボディとレンズ群。現行製品すべてがズラリと陳列されていている。
「History of LUMIX」。2008年発売の世界初ミラーレスカメラ「LUMIX G1」から、2020年発売のボックススタイルミラーレスカメラ「LUMIX BGH1」まで。技術的に革新的な要素があったカメラ製品が、時系列で並べられていた。