カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2024」が、2024年2月22日~25日にリアル会場とオンラインで開催。リアル会場から、注目の新製品や各社のイチオシ、取材スタッフが見つけた注目アイテムを紹介します。
エプソン
「写真は撮ってからが面白い!」そのキャッチコピーをコンセプトに掲げる、エプソンのエプサイトブース。コロナ禍の影響もあり、5年ぶりの会場出展となる (昨年はオンラインイベントに出展)。プロセレクション「SC-PX1VL」や「SC-PX1V」などの写真高画質プリンターを展示。そして、定額制の写真の学びサービス「エプサイトプレミアム」の紹介や、そのユーザーたちから募集した作品なども展示されている。
ブースの入口横では、エプサイト公式アプリをダウンロードして来場すればもらえる「オリジナルトートバック」を配布。ブースを訪れた多くの人が並んで受け取っていた。
プロセレクションシリーズのフラッグシップモデル「SC-PX1VL」。A2ノビ対応の製品でその体積は、従来のA2ノビ対応モデル「SC-PX3V」の約70%に抑えられている。ユーザーが望む作品画質を実現する「UltraChrome K3Xインク」の採用で、ブルー領域の階調性と黒濃度向上が図られている。
A3ノビ対応のプロセレクションシリーズ「SC-PX1V」。その体積は、従来のA3ノビ対応モデル「SC-PX5V II」の約68%に抑えられている。「UltraChrome K3Xインク」の採用で、ブルー領域の階調性と黒濃度を向上。A3ノビ幅のロール紙にも対応。背面給紙トレイからのファインアート紙の給紙も可能になった。
「エプサイトプレミアム」は、年額4,400円 (税込) で、1年間楽しみながら取り組める “写真の学びサービス”。写真講評や上達セミナーなどのオンラインイベントへの参加、レベルにあわせて学習できる動画、利用者だけが参加できる写真展。などなど、盛りだくさんのコンテンツが利用できる。
エプサイトブースの外側にあるホワイトパネルには、昨年開催されたエプサイトプレミアム写真展「感動の一枚」の一部が展示されている。この写真展には、約200名のエプサイトプレミアム利用者が出展した。
エプサイトプレミアム写真展「感動の一枚」のパネルの反対側 (ブース内) には、ブログ「1日1鉄!」でおなじみの鉄道写真家・中井精也さんの巨大な作品1点 (短辺150cm!) が展示されている。
「用紙で変わる写真表現」と書かれたボードの前には、いくつかの写真が多くのプリント用紙で出力して並べられていた。ILFORD、ピクトリコ、エプソンのファインアート紙、などなど。メーカーやタイプの違うプリント用紙を、手に取ってじっくりと見比べられる。
プリンターの製品展示とエプサイトプレミアムのサービス紹介を中心に構成された、エプサイトブース。ゆったりと落ち着いた雰囲気が印象的で、多くの写真愛好家たちが展示内容を熱心に見入っていた。