CAPAのモータースポーツ写真コンテスト「流し撮りGP2024」で応援ドライバーを務める三宅淳詞選手が、SUPER GT第2戦(GT500クラス)で初優勝を獲得しました!(2024年5月4日、富士スピードウェイ)
日本最高峰のレース選手権「SUPER GT」には、今回優勝した三宅淳詞選手(#3 Niterra MOTUL Z)に加えて、佐藤蓮選手(#16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT)、荒聖治選手(#7 Studie BMW M4)と3人のCAPA応援ドライバーが参戦しており、サーキットに駆けつけたモータースポーツ写真ファンの皆さんからの熱い応援撮影を受けながら疾走しています。今回は、そんな3人のCAPA応援ドライバーにレースが開催された富士スピードウェイでお話しをうかがってきました。
三宅淳詞選手、GT500クラス参戦2戦目にして初優勝!
CAPA:初優勝おめでとうございます!
三宅:ありがとうございます! 僕自身、今シーズンGT500にステップアップして2戦目で優勝できたことにはホントにびっくりしていますし、とても嬉しいです。SUPER GTは1台のマシンをドライバー2人のペアで闘うのですが、スタート担当の高星明誠選手がダッシュを決めてくれて、トップのまま大きなリードを保った状態で僕にパスをしてくれたので、僕自身は、本当に慌てることなく落ち着いて走れました。高星選手、NISMOチームの皆さんが築いてくれたマージンのおかげです。
走り出してからはドライブミスや接触事故に気を付けながら落ち着いてドライブできたのですが……、マシンに乗る前、ドライバー交代のピットインが近づいてきたときには、やっぱりドキドキしました。最高峰クラスのGT 500で、いきなりトップでバトンを渡されるんですから、そこはドキドキしましたね
CAPA:待望の初優勝の後、今後の意気込みは?
三宅:初優勝はとても嬉しいですが、実際ドライビングとしてもまだまだ改善する部分は絶対にあると思っていますし、 次戦(6月1〜2日:鈴鹿サーキット)までにしっかり再調整を進め、良い流れを崩さずにチャンピオン争いに残っていきたいと思います。
CAPA:流し撮りGPファンにメッセージをお願いします。
三宅:いつもかっこいい写真をありがとうございます。僕自身は写真が上手いわけでなく、カメラに詳しい知識はないのですが、やっぱりかっこいいなって思う写真はあります。今シーズンからNissan Z NISMO GT500をドライブさせてもらっていますが、やっぱGT500っていうのは最高峰クラスのかっこよさがありますよね。メジャー感っていうのか、写真映えするといいますか。SUPER GTはバトルが生まれやすいレースなので、そういうところも写真映えするのではないかなぁ、特にGT500は火花とかも結構出るので迫力のある写真が撮れるのかも。
流し撮りGPは、僕らのスポーツを撮ってくれているファンが集う場なので愛着も感じますし、いろんな写真を見ていて楽しいです。今回の優勝写真も、次回の鈴鹿も、たくさん送ってくださいね。
佐藤蓮選手はARTAチームから2回目の参戦
同じくCAPA応援ドライバーの佐藤蓮選手(#16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT)は、2021年にARTAチームからGT300クラスに出場していた経験があり、今シーズンは同チームに戻ってGT500に昇格参戦です。
佐藤:2021年にも走っていたARTAチームですので、馴染みやすいというか、いっしょに仕事をしていく上ではすごく入り込みやすかったです。今シーズンはGT500クラスでの出場となり、すごくいい環境で走らせていただいています。GT300クラスよりもダウンフォース(マシンを地面に押し付ける力)も強いですしエンジンパワーもすごい、とにかく速いんです。 ドライビングのアジャストという意味では、GT500マシンにかなり慣れてきたので、この後どんどん成績を上げていきたいと思っています。
CAPA:今シーズンのニューマシンARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTの、写真映えしそうなポイントを教えてください。
佐藤:外見的にはフロントグリルあたりが特徴的ですよね。どんな角度がいちばん映えるかっていうのは、僕は撮影には詳しくないので、小林稔審査委員長にアドバスをもらってください(笑)。
CAPA:流し撮りGPファンにメッセージをひと言。
佐藤:昨シーズンの流し撮りGP「ドライバー特別賞」で、僕が選ばせていただい写真はコントラストが強めの作品でした。一昨年も同じ傾向の作品を選んでいたので、僕は「メリハリの効いた写真」が好きなんだと思います。今シーズン僕が乗る16号車はブラックが基調のカラーリングなので、光のメリハリをしっかり効かせたコントラスト強めだと、黒がより映える写真になるのかなぁ。
CAPA流し撮りGPには、いろんな方々がいろんなタイプの写真を撮って送ってくださるので、いつも新鮮な気持ちで見ています。今年の16号車はまだ僕自身も見慣れてない部分がありますが、いろいろなアングルからさまざまなスタイルの16号車を写真に撮って送っていただけると嬉しいです。
荒選手はBMWM4のバチピン写真をお待ちしています!
大ベテラン荒聖治選手(♯7 Studie BMW M4)は、CAPA応援ドライバー歴20年を超える支柱的存在。昨シーズンもSUPERGT第3戦で優勝するなど、今なお第一線で活躍中のレーサーです。
CAPA:荒選手には、2003年からCAPA応援ドライバーでご協力をいただいています。もう20年以上になります!
荒:2003年からですか~、長いですね。その頃からだとトヨタ、日産の時代。それからポルシェやアウディ、マクラーレンなどの外国車になって。今のBMWがいちばん長いんですけども、その時代その時代に乗っていたいろんなマシンを流し撮りファンの皆さんに撮っていただいて。いろんなかっこいい写真を送ってもらって、本当に嬉しいなと思います。
CAPA:小林稔審査員長とはレーサーとして以外のご縁もあるとか。
荒:僕、じつは駆け出しの新人ドライバー時代に、小林稔さん(流し撮りGP審査委員長)の撮影アシスタントとしてバイトしてたんです。だから今でも円レフ板とか折り畳めますよ(笑)。
小林さんが市販車の撮影をするときの助手兼ドライバーで、箱根あたりの撮影ポイントまで行って、僕がクルマを運転して、それを小林稔さんが撮影するというパターンです。だから、クルマがこういう向きで走っているとこういう写真が撮れるとか、仕上がりのイメージがその頃に勉強できた感じがします。だから今でもドライバー特別賞の審査で「この角度のこういう写真ってすごいなぁ」とか、そんな目線で作品を見たりはしますね。
CAPA:サーキットの走行中に、コースサイドのカメラマンの姿はどのぐらい見えているのですか?
荒:よく見えてますよ。「あぁ、稔さんがあのコーナーのあそこにいるな」とか。ル・マン(フランス)だとミュルサンヌとか比較的ゆっくりなコーナー。もちろん全開340Km/hのストレートなんかでは無理ですけど。低速コーナーでは意外とはっきり見えています。たとえば、カメラマンまでの距離がとても近いことで有名なスパ(ベルギー)の第1コーナー:ラソースのイン側で撮ってるとか、パッて見えるんですね。顔見知りだったりすると、もうすごい見えますね。もちろん、コースサイドのプロカメラマンだけでなく、流し撮りファンの皆さんがフェンスの向こう側から撮っている姿も見えてますよ。
CAPA:今シーズンの意気込みを聞かせてください、
荒:今年はクルマがすごく安定しています。開幕戦は3位表彰台を獲得したし、やっぱりBMW M4って速いです。ミシュランタイヤも、今年のSUPER GTの新レギュレーションに対応するタイヤに進化したので、 開幕戦はすごくうまく戦えた感がある。BMWってなんか「ストレート番長」のイメージがあるんですけど、ちゃんとバランスよく速いんですよ。今後も上位ポイントを取って最後までチャンピオンの可能性を保って戦っていきたいなと思っています。
CAPA:ベテラン荒聖治選手だからこその質問ですが、どんな写真を撮ってほしいですか?
荒:今年のブラック&グリーン基調の迷彩っぽいカラーリングが、ピントが合わせずらいらしいんですよね。知り合いのカメラマンに聞いたらそんな意見が多いようです。なんかうまく撮れないみたいなので、CAPAの流し撮りファンの皆さんには、なんとかフォーカス合わせのテクニックを駆使してバチッとピントの合った写真をお願いします! シーズン終了後のドライバー特別賞審査を楽しみにしています。
番外編
スポンサーやチームのロゴがデザインされた衣装を身にまとい、サーキットを彩るレースアンバサダーたちは、カメラ・写真ファンにとっても絶大な人気を誇る存在。ピットウォークやグリッドウォークで撮影した女神たちの様子をギャラリーでご紹介します。
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