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フォクトレンダー史上最高性能の広角レンズ「APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical」EマウントとZマウント発売

コシナが、フォクトレンダーの広角レンズ「APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical」ソニーEマウント、ニコンZマウントを発表しました。ソニーEマウントは2025年12月、ニコンZマウントは2026年1月の発売を予定しています。希望小売価格はいずれも154,000円 (税込)。

APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical
ソニーEマウント (左)、ニコンZマウント (右)

 

「APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical」は、フォクトレンダーレンズの中でも特に高性能な製品に与えられるAPO-LANTHAR (アポランター) の名を冠し、軸上色収差をはじめとする諸収差を徹底的に抑えるアポクロマート設計を採用。標準レンズ「APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical」、準広角レンズ「APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical」と同様、究極の性能を目指して妥協のない光学設計が施され、フォクトレンダー史上最高性能を謳ったフルサイズ対応の広角MFレンズです。VMマウントも発売中。

■光学性能

レンズ構成は異常部分分散ガラス6枚、両面非球面レンズ2枚を含む8群12枚で、フローティング機構を採用しています。アポクロマート設計により軸上色収差をはじめとする諸収差を徹底的に排除し、解像力やコントラスト再現性に関しても究極の性能を追求。最短撮影距離0.28mから遠距離まで、優れた描写力を発揮します。

妥協のない光学性能を実現しつつ、マウント面からの長さはEマウントが58.8mm、Zマウントが60.0mmと、コンパクト化も両立しています。絞り羽根は12枚。円形に近いボケが得られ、点光源などのボケもきれいに描写します。

■電子接点を搭載

電子接点を搭載し、Exif情報、対応機種のボディ内手ブレ補正 (Eマウントは5軸、Zマウントは3軸) が連動します。Eマウントはフォーカスリング操作によるファインダーの拡大表示、Zマウントは3種類のピント合わせサポート機能 (フォーカスポイント枠色によるピント合わせ、ピーキングによるピント合わせ、拡大ボタンによるピント合わせ) にも対応します。

■総金属鏡筒

剛性と耐久性に優れた総金属鏡筒を採用。Eマウントは絞りリングを搭載しており、絞り切替え機構により静止画撮影時は1/3ストップのクリック付き、動画撮影時はクリックなしに設定することが可能です。

Eマウントは金属製の円形ねじ込み式フード、Zマウントはリバース装着が可能な金属製の円形バヨネット式フードが付属します。

APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical
ソニーEマウントの付属フード (左)、ニコンZマウントの付属フード (右)

フォクトレンダー APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical 主な仕様

対応マウント ソニーE、ニコンZ
対応センサーサイズ フルサイズ
焦点距離 28mm
フォーカス マニュアルフォーカス
開放絞り F2
最小絞り F16
画角 74.0°
レンズ構成 8群12枚 (異常部分分散ガラス6枚、両面非球面レンズ2枚)
絞り羽根枚数 12枚
最短撮影距離 0.28m
最大撮影倍率 1:6.9
フィルター径 E φ49mm、Z φ58mm
最大径×長さ E φ62.6×58.8mm、Z φ68.8×60.0mm
質量 E 325g、Z 350g
付属品 E ねじ込み式フード、Z バヨネット式フード