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これ一冊で印刷「あるある」が全てわかる…!『印刷ボーイズに花束を』発売

奈良裕己による著作『印刷ボーイズに花束を』が2021年9月2日に発売された。

本作は2016年からウェブメディア「GetNavi web」で連載されているマンガ『今日も下版はできません!』をもとにしており、これまでにも『いとしの印刷ボーイズ』(2018年)、第2弾『印刷ボーイズは二度死ぬ』(2019年)が刊行された。本書はシリーズ第3弾となる。

印刷・広告・出版業界関係者にとどまらず、紙に関わるすべての人が「面白く学べる」シリーズとして、これまでにも人気を博してきた。

印刷用語の基礎知識が学べる「印辞苑」といったコンテンツもあり、初級者から印刷ファンまで幅広く楽しめる一冊に仕上がっている。

プリントや写真集など、カメラ・写真業界も印刷とは切っても切れない関係にあるため、いざ自分が印刷を依頼する側になったときの「落とし穴」を避けられるかもしれない。

収録されたタイトルを抜粋してみても、いずれも印刷の「あるある」を掘り下げるものばかり。

・まさかのそこからダメ出し!? プロを悩ますRGBとCMYKの色域差
・画像修正の魔術師とハイブリッドスクリーニングの魔術
・解像度不足で出版社が緊急事態宣言 降って湧いた難題に大抜擢は…
・本を厚くしたいが予算そのままって…救世主「嵩高用紙」見参!
・忠実に印刷できたのにNGが出てしまい…カラーチップの色がなぜ変わる!?

著者の奈良裕己は、印刷会社や広告制作会社の営業マンを経て、2012年に独立。マンガ家・イラストレーターとして活動をしてきた。自らも印刷業界に身を置いたからこそわかる苦労が、エピソードにも生かされているのだろう。

【書誌情報】
『印刷ボーイズに花束を』
著者:奈良裕己(ナラユウキ)
出版社:ワン・パブリッシング
発売日:2021/9/2
ページ数:176ページ
価格:1430円
ISBN:978-4651201443