撮影地ガイド

猿猴橋の親柱

広島駅の南口近くには猿猴川が流れ、駅から徒歩約3分の所に「猿猴橋」という古い道路橋が架かる。この橋が完成したのは1926年(大正15年)だが、太平洋戦争中には金属類回収令で金属製の飾りが取り外され、原爆投下による被爆も受けた。しかし、2009年に地元住民らによる「猿猴橋復元の会」が発足し、寄付金活動や広島市への働きかけにより、2016年に橋の復元が完成。四隅の親柱の地球儀をつかんで羽ばたく大鷹像や、欄干の桃を掲げる猿の装飾などが蘇った。ここでは、川を渡った所の親柱の地球儀をつかむ大鷹像を見上げるように狙った。そして、対岸にある高層ビルと対比させるような構図で撮影。親柱の正面が日陰になる時間帯(午前11時頃)だったが、それにより羽を広げる大鷲や電飾燈が、印象的なシルエットになった。(吉森信哉

オリンパスOM-D E-M1 MarkⅡ LUMIX G VARIO 7-14mm / F4.0 ASPH. 絞り優先オート F11 1/160秒 -0.3補正 ISO200 WB:オート

2020/7/13 14:15

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