撮影地ガイド

金色に輝く興福寺中金堂

近鉄奈良駅の近くにある「興福寺」は、法相宗の大本山である。その広い境内には、興味深い建造物が数多くある。中でも、最も重要な建造物が「中金堂」である。創建からたびたび焼失と再建を繰り返してきたが、1717年(享保2年)の焼失の後は再建が進まず、およそ100年経過した後に規模を縮小した仮堂が再建された。そして、創建当初の姿を再現した現在の中金堂が2018年に再建された。この中金堂の外観で目を引くのが、大棟の両端に取りつけられた鴟尾(しび)。青空の元で、その鴟尾の金色がとても印象的だった。望遠ズームで大きめに切り取りつつ、大胆なマイナス露出補正で金色の印象を強めた。
吉森信哉

オリンパスOM-D E-M1 MarkⅡ M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R 絞り優先オート F11 1/800秒 -1.7補正 ISO200 WB:晴天

2020/7/17 8:15

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