撮影地ガイド

霧に包まれる秋の最上川

最上川は、山形県と福島県の県境付近に端を発し山形県中央部を北に流れ、新庄市からは西に流れを変えて日本海へと注ぐ。この西向きに流れる一帯は最上峡と呼ばれ、松尾芭蕉が「五月雨を集めて早し最上川」と謳ったように流れが速く、ライン下りが行われている。川面に映える山肌は、春~夏は美しい緑に、秋には紅葉で彩られ、四季を通じて美しい景観を見せる。写真は、紅葉の時期の雨の日に撮影したもの。船が下り行く霧に包まれる秋の峡谷はまるで水墨画の世界だ。(越 信行
ニコンD810 AF-Sニッコール70~200ミリF2.8G ED VRⅡ 絞りF8 1/320秒 ISO400 WB:晴天 

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