撮影地ガイド

東大寺二月堂からの風景

奈良市の東大寺にある「東大寺二月堂」は、早春の風物詩となっている「お水取り(修二会)」が行なわれる建物として知られている。創建されたのは8世紀の奈良時代で、現存する建物は1669年に再建されたもの(国宝)。東大寺大仏殿の東側の山裾にあるこの二月堂の舞台からの風景は“奈良を代表する眺望”と言えるもの。ただし、単純に眺望を切り取るだけでは、この場の雰囲気や写真としての魅力は伝わりにくい。そこで、二月堂の建物の一部や吊り灯籠を手前に写し込んでみたい。ここでは、屋根の軒先と二本の柱と欄干を使った額縁構図を意識した。また、舞台から風景を眺める人が立体的に見える光線状態(前方の方角は西で、昼間の太陽光が左から当たる)だったので、雰囲気づくりに役立っている。(吉森信哉

オリンパスOM-D E-M1 MarkⅡ LUMIX G VARIO 7-14mm / F4.0 ASPH. 絞り優先オート F11 1/320秒 ISO200 WB:オート

2020/7/16 8:15

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