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620mm相当までカバーする22.2倍の超望遠高倍率ズームレンズ「タムロン 18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD」

タムロンが、APS-Cサイズ相当のデジタル一眼レフカメラに対応する超望遠高倍率ズームレンズ「18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD」を発表。18〜400mm(35mm判換算 28〜620mm相当)の焦点距離をカバーする。長さ121.4mm・質量705g(ニコン用の数値)のコンパクトなボディでズーム倍率22.2倍の幅広い撮影領域を実現。独自開発のAFモーター「HLD」や手ブレ補正機構も搭載している。

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ニコン用は2017年8月2日発売、キヤノン用は2017年9月2日発売。希望小売価格は0,000円(税別)。

 

■超望遠高倍率ズーム
APS-Cサイズ用として世界初の焦点距離18〜400mm、ズーム比22.2倍を実現。望遠端400mmは35mm判換算で620mm相当となり、超望遠ならではの「引き寄せ効果」や「圧縮効果」といった迫力ある画面作りを楽しめる。レンズ交換なしで広角から超望遠までを1本でカバーできるため、レンズ交換の手間や機材の量を減らしたいときでもさまざまなシーンを撮影できる。最大撮影倍率が1:2.9なので、テレマクロ的な撮影も可能。

※2017年5月現在、タムロン調べ。

■光学性能
レンズ構成はLD(Low Dispersion=異常低分散)レンズや非球面レンズをはじめとする特殊硝材を効果的に配置した11群16枚。色収差や歪曲収差など諸収差を抑制し、超望遠高倍率ズームとして良好な描写性能を実現した。各レンズ群のパワー配分を最適化することで、光学性能とコンパクトサイズを両立させている。

■新開発の3段繰り出し式鏡筒
新開発の3段繰り出し式鏡筒で、22.2倍というズーム比のレンズ繰り出し量をスムーズに操作できる。従来よりもカムを多数に分割することで、ズーミング時の快適な動作と安定性を確保。また、ズームロック機構を採用し、携帯時の自重落下を防ぐことができる。

■AF性能
AF駆動にはタムロン独自開発の「HLD(High/Low torque-modulated Drive)」を採用し、優れた駆動力と省電力を実現した。「HLD」は、低速から高速まで効率よく回転させることで、正確で静かなピント合わせが可能。モーターの小型化もできるため、省スペース設計にも寄与している。

■その他の機能
手ブレ補正機構はタムロン独自の「VC(Vibration Compensation)」を搭載し、最大2.5段分の補正効果を発揮する。キヤノン用・ニコン用ともに、レンズ本体に内蔵したモーターで絞り羽根を駆動・制御する電磁絞り方式を採用。屋外での撮影に配慮した簡易防滴構造となっている。

■アクセサリー
「TAP-in Console」を使用することで、ファームアップや各種設定のカスタマイズが可能。

■主な仕様
●モデル名 Model B028  ●マウント ニコン用、キヤノン用  ●焦点距離 18〜400mm ●レンズ構成 11群16枚  ●画角(対角) 75°33’〜4°(APS-Cサイズ相当デジタル一眼レフカメラ使用時)  ●絞り羽根枚数 7枚(円形絞り)  ●開放絞り F3.5〜6.3  ●最小絞り F22〜40  ●最短撮影距離 0.45m  ●最大撮影倍率 1:2.9  ●フィルター径 φ72mm  ●サイズ(最大径×長さ) φ79×123.9mm(キヤノン用)/φ79×121.4mm(ニコン用) ●質量 710g(キヤノン用)/705g(ニコン用) ●付属品 花型フード、レンズキャップ