ニュース

ニコンのカメラは、なぜ宇宙や極寒の地で活躍できたのか? 開発者が語る製作秘話をニコンミュージアムで上映

ニコンが運営する東京・品川の「ニコンミュージアム」では、ニコンフェローの後藤哲朗さんが特別仕様のカメラについて語る動画を2018年5月14日(月)から上映する。

ニコンミュージアム

新たな上映プログラムは「宇宙探査に貢献するニコン・スペースカメラ」「冒険家植村直己のための極地仕様ニコン」「作家松本清張のための特別なニコン」の3本。開発に携わった後藤さん自らが、当時のエピソードを交えつつ製作秘話を語る。

 

■後藤哲朗が語る(1)宇宙探査に貢献するニコン・スペースカメラ

ニコンがNASAからの依頼で製作した「ニコンフォトミック FTN」「ニコン F3」などのNASA仕様カメラは、宇宙空間に耐える品質をどのように実現させたのか? 上映時間約14分。

NASA仕様ニコンF3
画像提供:NASA

 

■後藤哲朗が語る(2)冒険家植村直己のための極地仕様ニコン

極寒や犬ゾリの衝撃に耐え、冒険家・植村直己さんの極地単独行を支えた「ニコン F2 チタンウエムラスペシャル」「ニコン F3 チタンウエムラスペシャル」。その信頼性の秘訣とは。上映時間約16分。

ニコンF2 /F3チタンウエムラスペシャル
協力:植村冒険館(板橋区)、植村直己冒険館(豊岡市)

 

■後藤哲朗が語る(3)作家松本清張のための特別なニコン

ファインダー内液晶表示の視認性を向上させた「ニコン F3HP 松本清張スペシャル」を紹介。作家・松本清張さんからのリクエストに、後藤さん自らが創意と工夫で応えた製作エピソード。上映時間約13分。

ニコンF3HP松本清張スペシャル
協力:松本清張記念館

 

ニコンフェロー・後藤哲朗さん
後藤哲朗さん
1973年入社。カメラ設計部にて「F3」の電気回路設計に従事。「F5」ではプロダクトリーダーを務め、「D3」シリーズまでのデジタル一眼レフカメラ、交換レンズなどの開発を指揮する。2009年、ニコンフェローに就任。

 

ニコンミュージアム

所在地 東京都港区港南2-15-3 品川インターシティC棟 2F
アクセス JR品川駅 港南口から徒歩約7分、京急品川駅から徒歩約10分
開館時間 10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日 日曜・祝日(ほか定休日あり オフィシャルサイトの休館日カレンダー参照)
入館料 無料
TEL 03-6433-3900