カメラマンベストやカメラバッグ、ストロボ、三脚などを扱う小さなメーカーが数多く出展している。中国各地にあるメーカーのほかに、韓国、台湾、日本からの出展もあった。
講座区ではセミナーが行われていた。各社のブースにも小さなステージが設けられ、写真家によるセミナーに多くの来場者が集まっていた。
会場が小さくなったせいもあってか、目立った新製品がないにもかかわらず、会場の混雑ぶりは予想以上だった。アクセサリーでは角形フィルターを扱うブースが多かった印象があるが、実際ハイコントラストの写真が好きな国民性もあって、フィルターユーザーは多いのだという。一方、マウントアダプターを扱うメーカーは少なかった。
また、「大きくないと売れない」と言われていた中国でのミラーレス人気が今後どうなっていくのか、注目していきたいところだ。
次回のスケジュールはまだ発表になっていないが、例年4〜5月に開催されるChina P&Eは、来年から毎年開催となるドイツのフォトキナと会期が同時期になるのが気になるところ。フォトキナ、韓国P&Iの動向も合わせて、アジアのカメラショーはしばらく目が離せなくなりそうだ。
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〈写真・文〉柴田 誠