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オリンパスが、ボケにこだわったF1.2の大口径単焦点PROレンズ2本を発表

オリンパスの高性能レンズ「M.ZUIKO PRO」シリーズに、大口径単焦点レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO」「M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO」の2本が加わる。いずれも、開放F1.2の美しくにじむボケと高い解像力を両立させている。

オリンパスPROレンズ
今回の2本と同じコンセプトで設計された「M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO」(中央)とともに、F1.2大口径単焦点シリーズとして展開する。

 

ボケの量だけではなくボケの質にまでこだわったのが、F1.2大口径単焦点シリーズ。ピント面からアウトフォーカス面にかけてにじむように溶けていき、背景も滑らかに描写することで、被写体をより立体的に描写するボケを理想としている。

オリンパスPROレンズ
ボケを収差レベルで測定する収差測定器を用い、収差を極限まで抑えるだけでなく、美しいボケの質のために最適な収差は残すレンズ開発を行っている。

 

いずれも、フレアやゴーストを軽減するコーティング技術「Z Coating Nano」、高速で静かなピント合わせを実現する「MSC(Movie and Still Compatible)機構」、フォーカスリングを手前に引くことでAFからMFへ瞬時に切り替わる「マニュアルフォーカスクラッチ機構」を搭載。防塵・防滴・−10℃までの耐低温構造。

 

M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO

M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO
マイクロフォーサーズシステム規格に準拠したミラーレス一眼カメラ用の大口径広角レンズ。ED(特殊低分散)レンズとDSA(大偏肉両面非球面)レンズの特性を兼ね備えた新開発のED-DSAレンズは、広角レンズで課題となる諸収差を補正するとともに、レンズ枚数が大幅に削減できるため軽量化にも貢献している。2018年1月26日発売、希望小売価格165,000円(税別)。

主な仕様

マウント マイクロフォーサーズマウント
焦点距離 17mm(35mm判換算 34mm相当)
レンズ構成 11群15枚(スーパーEDレンズ1枚、EDレンズ3枚、ED-DSAレンズ1枚、EDAレンズ1枚、スーパーHRレンズ1枚、非球面レンズ1枚)
画角 65°
絞り羽根枚数 9枚(円形絞り)
開放絞り F1.2
最小絞り F16
最短撮影距離 0.2m
最大撮影倍率 0.15倍(35mm判換算 0.3倍相当)
フィルター径 φ62mm
サイズ(最大径×全長) φ68.2×87mm
質量 390g
付属品 レンズフード LH-66C、レンズキャップ LC-62F、レンズリアキャップ LR-2、レンズケース LSC-0811 ほか

 

M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO

M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO
マイクロフォーサーズシステム規格に準拠したミラーレス一眼カメラ用の大口径中望遠レンズ。EDレンズを含む3枚接合レンズを適切に配置することで、広角レンズで課題となる諸収差を補正。開放絞りから、点を点に写す高い光学性能を発揮する。2017年11月24日発売、希望小売価格165,000円(税別)。

主な仕様

マウント マイクロフォーサーズマウント
焦点距離 45mm(35mm判換算 90mm相当)
レンズ構成 10群14枚(EDレンズ1枚、HRレンズ4枚、非球面レンズ1枚)
画角 27°
絞り羽根枚数 9枚(円形絞り)
開放絞り F1.2
最小絞り F16
最短撮影距離 0.5m
最大撮影倍率 0.1倍(35mm判換算 0.2倍相当)
フィルター径 φ62mm
サイズ(最大径×全長) φ70×84.9mm
質量 410g
付属品 レンズフード LH-66B、レンズキャップ LC-62F、レンズリアキャップ LR-2、レンズケース LSC-0811 ほか