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パナソニック LUMIX史上最高画質の「LUMIX G9 PRO」を発表! 発表会場から写真でレポート

パナソニックは、LUMIX史上最高画質を実現した、静止画のフラッグシップモデル「LUMIX G9 PRO」を国内向けに正式発表した。発売は2018年1月25日(木)。動画機能に優れたイメージが強い「LUMIX GH5」に対し、G9 PROは静止画のフラッグシップという位置付けで、フラッグシップのツートップ体制で臨んでいく。

LUMIX G9 PRO(DC-G9)発表会

LUMIX G9 PRO(DC-G9)発表会
静止画のフラッグシップモデルという位置付けのLUMIX G9 PRO(左)と動画のフラッグシップモデル LUMIX GH5(右)。

 

LUMIX G9 PRO(DC-G9)発表会
今回発表されたのは、20.3MのLiveMOSセンサーを搭載したLUMIX G9 PROと、400mm相当(35mm判換算)の小型軽量・超望遠単焦点レンズ LEICA DG ELMARIT 200mm/F2.8/POWER O.I.S.。

 

LUMIX G9 PRO

LUMIX G9 PRO(DC-G9)発表会
本体約586gのコンパクトなボディは防塵防滴設計。6.5段分のボディ内手ブレ補正機能をはじめ、AF合焦速度約0.04秒、AF追従連写20コマ/秒を実現する。オープン価格で、市場想定価格はボディDC-G9のみ21万円前後、写真のレンズキットDC-G9L(LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.S.付属)は29万円前後(いずれも税別)。

 

LUMIX G9 PRO(DC-G9)発表会
有効画素数20.3M画素のLive MOSセンサーは、ローパスフィルターレス設計。センサーの表面にAR(Anti Reflection)コーティング処理を施すことで、センサー面で起こりやすい不要な反射を抑え、効果的にフレアを抑制する。また、ボディ内手ブレ補正(B.I.S.)の機構を活かして、センサーをシフトさせながら計8回の連続動撮影を行い、4倍の画素数を持つ約8000万画素相当の高解像画像を生成することもできる(ハイレゾモード)。

 

LUMIX G9 PRO(DC-G9)発表会
基本的な操作はファインダーから目を離さずに操作できるようボタンの凹凸も工夫されている。一方で撮影情報を網羅するステータスLCDの表示は視認性が高い。またペンタ部は特徴的な流線型のデザインを採用している。

 

LUMIX G9 PRO(DC-G9)発表会
G9 PROのデザイン的な特徴の一つ、レッドリング。多彩なシーンでパフォーマンスを発揮するモデルの象徴として、撮影者のパッションを盛り上げる。背面の液晶モニターはタッチパネル式3.0型・約104万ドット。

 

LUMIX G9 PRO(DC-G9)発表会
カードスロットはダブルカードスロットを採用。いずれもUHS-I/II対応となっているため、メインとサブといった使い分けをする必要がない。

 

LUMIX G9 PRO(DC-G9)発表会
連続記録やバックアップ、振り分けなど様々な使い方が選択できる。

 

LUMIX G9 PRO(DC-G9)発表会
ボディ左側面には、HDMIとUSB3.0のコネクタがある。USBによる充電、給電にも対応する。Wi-Fi、Bluetoothの機能も搭載されている。

 

LUMIX G9 PRO(DC-G9)発表会
バッテリーはGH4、GH5と共通のDMW-BLF19を採用する。

 

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有機EL(OLED)ディスプレイを採用した約368万ドットのファインダーは、ファインダー倍率約0.83倍。さらにファインダー側面に設けられた[V.MODE]ボタンにより、ファインダー倍率を0.77倍、0.7倍の3段階での切り換えが可能。

 

LEICA DG ELMARIT 200mm/F2.8/POWER O.I.S.

LUMIX G9 PRO(DC-G9)発表会
新登場の超望遠単焦点レンズ LEICA DG ELMARIT 200mm/F2.8。9本目のプレミアムレンズで、1.4×テレコンバーターと三脚座が同梱される。価格は420,000円(税別)で、2017年12月14日(木)発売の受注生産。

 

LUMIX G9 PRO(DC-G9)発表会
LUMIX G9 PROに装着したLEICA DG ELMARIT 200mm/F2.8。G9 PRO同様に防塵防滴、−10℃までの耐低温設計となっている。

 

LUMIX G9 PRO(DC-G9)発表会
φ87.5×174mm、フィルター径φ77mm。400mm相当のレンズとしては非常にコンパクトだ。

 

LUMIX G9 PRO(DC-G9)発表会

LUMIX G9 PRO(DC-G9)発表会
560mm相当の焦点距離が得られる同梱の1.4×テレコンバーター DMW-TC14。

 

LUMIX G9 PRO(DC-G9)発表会
また、50-200mm/F2.8-4.0の望遠レンズ(LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm/F2.8-4.0)が開発中であることも発表された。

 

アクセサリー

LUMIX G9 PRO(DC-G9)発表会
別売りのバッテリーグリップ DMW-BGG9。オープン価格で、市場想定価格は35,000円前後(税別)、2018年1月25日(木)発売予定。

 

LUMIX G9 PRO(DC-G9)発表会
操作部の配列がよく考えられており、縦位置にした時のグリップ感は横位置と違和感がない。

 

LUMIX G9 PRO(DC-G9)発表会
2.0×テレコンバーター(DMW-TC20:左)と1.4×テレコンバーター(右)。DMW-TC20はオープン価格で、市場想定価格は6万円前後(税別)、2018年2月下旬発売予定。

 

LUMIX G9 PRO(DC-G9)発表会
別売りアクセサリー群。右からバッテリーグリップDMW-BGG9、アイカップ DMW-EC4(オープン価格/市場想定価格2,000円前後)、バッテリーチャージャー DMW-BTC13(オープン価格/市場想定価格5,000円前後)。いずれも2018年1月25日(木)発売予定。

 

LUMIX G9 PRO(DC-G9)発表会
会場には、LUMIX G9 PROで撮影された作品が展示されていた。これらの作品はカタログにも掲載されている。

 

LUMIX G9 PRO(DC-G9)発表会
LUMIX G9 PROのダイキャストボディ。

 

LUMIX G9 PRO(DC-G9)発表会

LUMIX G9 PRO(DC-G9)発表会
今回、開発でこだわったグリップやブラック塗装なども展示されていた。

 

 

〈写真・文〉柴田 誠