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4K&ドローンの超高画質で絶景が楽しめる「ピース・ニッポン」公開

時空を超えて、日本全国にある絶景を旅する。そんな映像体験をもたらしてくれるのが映画『ピース・ニッポン』だ。「キヤノン EOS-1D C」などのシネマ一眼レフカメラと、DJIのドローンなどを使い、4Kで撮影されている。

2018年7月14日(土)からの全国ロードショー公開に先駆け、東京・品川のキヤノンオープンギャラリー2では写真と映像による「ピースなニッポン展」を開く。会期は6月28日(木)から7月31日(火)。

ピース・ニッポン
「ピースなニッポン展」では映像作品5点と写真作品50点が展示される。

 

日本の美しい景色を映像と音で残す。この映画は東日本大震災を経験した映像作家、写真家たちが始めたプロジェクトだ。監督の中野裕之さんを中心に、全国で活動するドローン、空撮のスペシャリストたちが映像を撮影した。その撮影箇所は200か所以上に上る。

 

ピース・ニッポン
映画は時間を遡り、古代日本へ向かう。万物に神が宿る神道が信じられ、その後、仏教が伝来し独自の宗教観を作り上げてきた。伊勢神宮、出雲大社などを巡るとき、ふと千年以上前の光を垣間見る。桜は神木であり、平安時代ごろから吉野山に植えられ、それが全国に広がっていった。吉野山の桜はおよそ3万本となる。

 

ピース・ニッポン
平等院鳳凰堂や瑠璃光院の庭は浄土を模したものだ。季節、時間によって、さまざまな世界が出現する。その中でも一期一会となる絶景を収めた。中野監督はミュージックビデオ、映画、ドキュメンタリーなど幅広い分野の映像を手がけてきた。そのほかドローングラファーの長塚誠さんや、遠藤祐紀さんと野口克也さんはJR東海「そうだ 京都、行こう。」のCMで、初となるドローン映像を撮影した。

 

ピース・ニッポン
日本に落差5m以上の滝は2188瀑あるといわれている。奈良時代に人跡未踏だった日光の男体山。勝道上人が開山の基礎を作り、この滝を発見した。全映像の約7割はキヤノンのEOSシステムで撮影され、そのほかデジタルスチールモーションカメラの「RED EPIC」、DJIのドローン「Phantom 4 Pro」などを使用している。映像のパワー、ポテンシャルを改めて実感するはずだ。

 

7月14日(土)公開『ピース・ニッポン』予告編


©2018 PEACE NIPPON PROJECT LLC

2018年7月14日(土)より新宿バルト9ほか全国でロードショー公開。

 

ピースなニッポン展

会 期 2018年6月28日(木)~7月31日(火)
会 場 キヤノンオープンギャラリー2
住 所 東京都港区港南2-16-6 キヤノンSタワー2F
アクセス JR品川駅・港南口より徒歩約8分、京浜急行品川駅より徒歩約10分
時 間 10:00〜17:30
休館日 日曜・祝日
料 金 無料
問い合わせ キヤノンギャラリーS(TEL 03-6719-9021)

 

 

〈文〉市井康延