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写真甲子園2018 本戦出場校が続々と決定中!

高校写真部の日本一を決める「全国高校写真選手権大会(写真甲子園)」。第25回を迎えた今年は全国513校の応募があり、初戦審査会を経てブロック審査会の進出校80校を選出、2018年6月9日(土)より各地でブロック審査会が始まった。

ブロック審査会は北海道から九州・沖縄まで全国11ブロックで開催される。各校3名の選手が初戦応募作品の制作意図や狙いをプレゼンテーションし、講評、審査の後、本選大会に出場する16校を決定。審査は心(しん:テーマ性)・技(ぎ:技術力)、眼(がん:表現力・独創力)の三要素を基準としたポイント評価による。

 

写真甲子園2018東京ブロック審査会
今回は東京ブロック審査会を取材。初戦応募の44校から選ばれた5校が競い合った。

 

写真甲子園2018東京ブロック審査会
審査委員は写真家の立木義浩さん(右)、小髙美穂さん(中央)、そして中日新聞東京本社写真部長の星野浅和さん(左)。

 

写真甲子園2018東京ブロック審査会
各校が順に2分以内でプレゼンを行い、8枚の組写真をスクリーンに映し出した後、審査委員が講評。審査委員からは作品についてさまざまな質問や意見が述べられ、選手たちにとって改めて作品と向き合う時間となったようだ。

 

写真甲子園2018東京ブロック審査会
審査の結果、東京都立総合芸術高等学校が本選大会への切符を手にした。
「今回、ここに来るまでいろいろと頭を悩ませましたが、楽しくプレゼンができて、この場を楽しめたことが収穫だと思いますし、北海道でもこのように濃い時間を過ごせたらなと思います。ありがとうございました」
と、選手たちは次なるステージへの意気込みを語った。

 

写真甲子園2018東京ブロック審査会
最後に代表審査委員の立木義浩さんより全体講評があり、接戦だったことが明かされた。
「5校とも写真のレベルが高く、点数が接近していました。粒ぞろいで、なかなか良かったです。本選大会に進めなかった皆さんは残念ですが、ここに来られただけでも大変なことです。今後も写真とともに人生を歩み、楽しんでいただければと思います」

 

写真甲子園2018東京ブロック審査会
東京ブロック審査会に出場した選手全員と審査委員、写真部顧問の先生たちが記念撮影。

2018年6月9日(土)には東京のほか、北海道と九州・沖縄、6月10日(日)には東北、東海、中国の計6ブロックで審査会が行われ、以下の9校が選出された。そのほかのブロック審査会は6月16日(土)と6月17日(日)に開催予定。

 

写真甲子園2018本選大会出場校(2018年6月10日時点)

■北海道ブロック
北海道岩見沢高等養護学校(2年連続 4回目)

■東北ブロック
宮城県農業高等学校(初出場)

■北関東ブロック
2018年6月17日(日)ブロック審査会開催予定

■南関東ブロック
2018年6月17日(日)ブロック審査会開催予定

■東京ブロック
東京都立総合芸術高等学校(2年ぶり 2回目)

■北陸信越ブロック
2018年6月16日(土)ブロック審査会開催予定

■東海ブロック
愛知県立豊橋南高等学校(初出場)
静岡県立伊東高等学校城ケ崎分校(6年ぶり 5回目)
愛知県立小牧南高等学校(8年ぶり 2回目)

■近畿ブロック
2018年6月16日(土)ブロック審査会開催予定

■中国ブロック
島根県立大田高等学校(2年ぶり 2回目)

■四国ブロック
2018年6月16日(土)ブロック審査会開催予定

■九州・沖縄ブロック
沖縄県立浦添工業高等学校(2年連続 7回目)
沖縄県立真和志高等学校(4年ぶり 11回目)

 

 

〈写真・文〉鬼沢幸江