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いつものあの言葉はダメ!? 子どもを撮るときのNGワードとは?

2018年7月12日(木)、東京・品川のスタジオアリス五反田TOC店で、株式会社スタジオアリス(本社:大阪府大阪市)協力のもと、体験型セミナー「わが子とママの素敵な写真の撮り方×スゴパパ工場」が開催された。

同セミナーは、こども専門写真館・スタジオアリスが展開する「ママのミカタプロジェクト」の一環として、子育て中の “イクメン” パパを対象に、パパが参加しやすい平日の19時からスタート。撮影スタジオを全国に展開するスタジオアリスが誇る撮影トレーナー・小澤真未さんを講師に、スマホでもプロ仕様に子どもを撮れるテクニックを直伝するこのセミナー。いったい、どんな狙いがあって企画されたのだろうか。

 

スタジオアリスセミナー
セミナー会場となったのはスタジオアリス五反田TOC店。仕事帰りのパパも参加しやすいように、都心にある店舗のなかでは比較的アクセスがよいことから選ばれたという。

セミナーは、「家庭円満から社会円満へ」を理念とする株式会社ジョージ(東京都品川区)が運営するパパ向けイベント「スゴパパ工場」が主催するコラボ企画。なお、参加費は3,000円で、参加者にはスタジオアリス撮影優待券とママのミカタバッグが参加特典として配布された。

 

■家族の思い出をパパに撮ってほしい!

「わが子とママの素敵な写真の撮り方」の講師・小澤真未さんは、スタジオアリスのカメラマンを育成する撮影トレーナー。子ども撮影のプロだ。スタジオアリスのスクールフォト事業において、撮影研修を担当している。

スタジオアリスセミナー

 

「家族の思い出をもっと素敵な写真に残したいパパのために “笑顔を咲かせるプロのワザ” を参加者に伝授する」ことを目的として開催された今回のセミナー。参加した “イクメン” パパも真剣な表情で小澤さんの話に耳を傾ける。

スタジオアリスセミナー

このパパセミナーは、マタニティママと0~1歳児のママをサポートする「ママのミカタプロジェクト」の一環で企画され、ママのミカタになる “かっこいいパパ” になれるようレクチャーをする会だ。

スタジオアリスが行ったママ200人へのアンケートでは、その大多数が「できればパパに子育ての “味方” になってもらいたい」と思っているという。中でも、家族の大事な思い出を残す写真は、パパが素敵に撮ってほしいという思いがあるそうだ。

 

■子ども撮影の意外なNGワードと神グッズ!

小さい子どもを自然に撮影するには、子どもの目の高さで撮影することを強調する講師の小澤さん。

スタジオアリスセミナー

小澤さんは、子どもを撮影する場合に使わないほうがいい言葉として「はい、チーズ」や「撮るよ、こっち向いて!」という定番セリフを挙げた。「写真を撮るということを子どもに知らせると緊張します。おしゃべりをしながら、楽しい雰囲気で名前を呼んであげたり、時には一緒に遊びながら撮れば、お子さんの自然な笑顔を引き出すことができます」と説明。

まだ言葉を話せない乳児には、うちわを使ってやさしく扇いであげるだけで笑顔になるという。「うちわはスタジオアリスの “定番アイテム” です(笑)。まさに神グッズなので、ぜひ使ってみてください」とアドバイス。

 

■子どもと一緒にママもキレイに撮るには?

ママもキレイに撮るポイントとして、アングルに関する実践も行なわれた。

スタジオアリスセミナー

実践解説では、参加者同士がお互いにハイ/ローアングルによる撮影を行ない、どのように写りが変わるかを確認。せっかくパパが撮るなら、子どもと一緒にママもキレイに写してほしいという。小澤さんは「お子さんとママを一緒に撮るときは、ママを少しお子さんのほうに向かせることで、ほっそりとキレイに撮ることができます」と説明。参加者からは「目からウロコです」「そんなことを意識したことがなかった」と感心する声が聞かれた。

スタジオアリスセミナー
1時間ほどのレクチャーで、パパたちの撮影に対する姿勢がガラッと変わったようだ。

 

■家族全員で写そう

セミナーの最後に小澤さんは「家族の大事な思い出を残すために、毎年同じタイミングで家族全員が入っている写真を撮るようにしてください。その際、セルフタイマーや自撮り棒などを使って、必ず自分も入ってください。お子さんが思春期になると写りたがらないかもしれませんが、大人になったら必ず宝物になると思うので、一緒に写るように説得しましょう」と締めくくった。

 

セミナーは2部構成で、第2部は洗濯ソムリエの松延友記さんを招いて、おしゃれ着のアイロンがけについてのワークショップが開かれた。

スタジオアリスセミナー

 

なお、今回のセミナーはスマホによる子ども撮影のテクニック講座だったが、スタジオアリス広報によると、今後もさまざまな撮影セミナーを開催していきたいとのこと。「ハレの時はスタジオアリスにお越しいただいて撮影し、ふだんは自宅でお子さまの成長を素敵な写真に残していただきたいです」という。今後のスタジオアリスのセミナー展開にも注目しよう!

 

 

〈写真・文〉水澤 敬