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女性4人のありのままをモノクロで 立木義浩さんの新作写真展「Yesterdays 黒と白の狂詩曲」

立木義浩さんの写真展「Yesterdays 黒と白の狂詩曲(ラプソディ)」が、2018年9月1日(土)から9月29日(土)まで、東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールで開催される。会場に仕切りはなく、すべての写真が一望できるレイアウトだ。来場者は空間に佇み、1枚ずつと向き合える。

(C)立木義浩

十人十色のラプソディ

被写体には4人の女性が登場する。何らかの経緯で知り合い、幾度か撮影してきた人たちだ。付き合いの長い人で20年ほどになる。それぞれの人が住む街、故郷、馴染んだ場所に赴き、撮影を行なった。
「いつもいる場所に一緒に行く。そこでカメラマンは何となく空気のように居るんだ」

イメージに当てはめるわけでもなく、彼女たちの魅力を引き出そうとすることではない。自然な姿を撮る。当然、服装や化粧もありのままだ。
「形に収めるなら、注文した方がたやすく効率がいい。けれど、一緒に時間を共有することで、拾えるものがある」

普通である瞬間。それは家族やごく親しい人しか撮れない種類のものかもしれない。会場にはそうしたポートレートと、街でとらえたスナップショットが62点並ぶ。そこでは十人十色のラプソディが奏でられるはずだ。

立木さんとピーター・バラカンさんの対談も

会期中の9月14日(金)には、立木さんのトークイベントを開催。ピーター・バラカンさんをゲストに迎え、写真と音楽について語り合う。抽選制で、申し込みは2018年8月31日(金)まで。

 

(C)立木義浩

(C)立木義浩

 

■立木義浩写真展「Yesterdays 黒と白の狂詩曲(ラプソディ)」

会 期 2018年9月1日(土)~29日(土)
会 場 シャネル・ネクサス・ホール
住 所 東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F
時 間 12:00~19:30(9月14日は17:00まで)
休館日 会期中無休
料 金 無料
立木義浩×ピーターバラカン トークイベント
[日時]2018年9月14日(金)18:30-19:30 [会場]写真展会場 [参加費]無料
[応募]WEBサイトの申し込みフォームより。2018年8月31日(金)締切
https://chanelnexushall.jp/program/2018/yoshihiro_tatsuki/
問い合わせ シャネル・ネクサス・ホール(TEL 03-3779-4001)

 

 

〈文〉鬼沢幸江