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DJIがハッセルブラッド1インチセンサー搭載機とズーム搭載機の新型ドローン「Mavic 2」シリーズを発表

DJIは民生用ドローンの「DJI Mavicシリーズ」に、シリーズ初となる1インチセンサーを搭載した「DJI Mavic 2 PRO」と、コンシューマー機として初めてズームレンズを搭載した「DJI Mavic 2 ZOOM」を発表した。

DJI Mavic 2

■ハッセルブラッドの高画質をドローンに「Mavic 2 PRO」

DJI Mavic 2 PRO
参考価格:189,000円(税込)

「Mavic 2 PRO」は、ドローンに世界で初めてハッセルブラッドのカメラを搭載。10-Bitカラープロファイル対応の1インチCMOSセンサーは、センサーサイズが従来モデル「Mavic PRO」と比べて約4倍となり、20MPの空撮映像を撮影可能。また、F値を2.8〜11の範囲で調整できるので、さまざまな環境下で撮影がしやすくなった。

■24〜48mm光学ズームとデジタル2倍ズーム搭載「Mavic 2 ZOOM」

DJI Mavic 2 ZOOM
参考価格:162,000円(税込)

1/2.3インチCMOSセンサーの「Mavic 2 ZOOM」は、コンシューマー向けドローンとして初めてズーム機能を搭載。デジタル2倍ズームと光学2倍ズーム(24〜48mm)を組み合わせ、96mm相当の中望遠を実現。フルHD解像度のロスレス動画で被写体にいつでもズームすることができる。また、12MPの鮮明な撮影性能に加え、9枚の写真を自動で撮影・合成し48MPの超高解像写真を生成することが可能。例えば、風景写真などを撮影する際、細部まで色鮮やかに表現できる。

「Mavic 2 ZOOM」は、プロにしかできなかった視覚効果「ドリーズーム」の撮影も可能になった。ドリーズームは、被写体から離れながらズームインすることで、被写体のサイズは同じに保ったまま背景の遠近感だけが変化し、背景が近づいてくるように見える効果のこと。

DJI Mavic 2

Mavic 2の機体は、従来モデルの折りたたみ式デザインを継承しながら、空気力学を向上させ、最大速度72km/hで飛行可能(スポーツモード有効時)。最大飛行時間は31分。DJIで初めて機体の全方向にセンサーを搭載、より正確な障害物検知と安全な飛行を実現している。撮影した写真や動画は、機体の8GB内蔵ストレージ、および最大128GBのmicroSDカードに保存できる。

両モデルとも本体に、機体、バッテリー、送信機、充電器、プロペラ(3組)を同梱。「Fly More キット」には、予備バッテリー(2個)、マルチバッテリー充電ハブ、カーチャージャー、バッテリーパワーバンク アダプター、プロペラ(3組)、キャリーバックが含まれ、販売価格は39,000円(税込)となる。

■保証サービス「DJI CARE REFRESH」も提供開始

DJI製品を対象にした保証サービス「DJI CARE REFRESH」も開始された。年間最大2回までの本体交換や、水没や衝突による故障の修理、専用スタッフによるサポート対応などが受けられる。

例えば、「Mavic 2」シリーズの場合、「DJI CARE REFRESH」への加入が税込17,000円で、機体とジンバルが保証範囲に含まれる。「Mavic 2」の交換費用は、初回が税込15,000円、2回目が税込18,000円だ。

■全国で体験会も開催

「Mavic 2」の発表に併せて、全国12店舗のDJI認定ストアで、「Mavic 2」の体験会を9月より随時開催予定。参加者向け特別抽選会やプレゼントなどの特典もある。

 

〈文〉稲葉利二