キヤノンが、新開発の大口径レンズマウント「RFマウント」を採用した新システム「EOS R システム」を発表した。フルサイズミラーレスカメラ「EOS R」に対応する交換レンズ「RFレンズ」4本のうち、「RF24-105mm F4 L IS USM」は、「EOS R」に適した小型設計の標準ズームレンズ。ズーム全域で開放F値4を実現する。2018年10月下旬発売予定、価格はオープンで、キヤノンオンラインショップ直販価格は139,500円(税別)。
<2018.9.24>
発売日が2018年10月25日(木)に決定。
RFマウントは、一眼レフ用のEFマウントと同じ内径54mmの大きなマウント径、ミラーレスカメラならではのショートバックフォーカスが特長。RFレンズは、フォーカスリングとズームリングに加えてコントロールリングも備え、露出補正や絞り数値の設定などを任意に割り当てることができる。
ショートバックフォーカス
無限遠に焦点を合わせたときの、レンズの最後のガラス面の頂点から撮像面までの光軸上の距離が短いこと。
■高画質と小型化を両立
ガラスモールド非球面レンズ3枚、UDレンズ1枚を含む14群18枚レンズ構成で、諸収差を低減。高画質と小型化を両立させている。コーティングは、フレアやゴーストの発生を抑制する特殊コーティング「ASC(Air Sphere Coating)」を施している。
■ナノUSMによる高速で滑らかなAF
超音波モーター「ナノ USM(Ultrasonic Motor)」を搭載。「EOS R」の「デュアルピクセル CMOS AF」との組み合わせにより、静止画撮影時には高速AFを、動画撮影時には滑らかなAFを実現する。
■最大5段分の手ブレ補正
静止画撮影時は、「デュアルセンシングIS」によりシャッタースピード換算で最大5段分の手ブレ補正効果を発揮。動画撮影時は、レンズ内の光学式手ブレ補正とカメラボディ内の電子式手ブレ補正を組み合わせた「コンビネーション IS」でブレを防ぐ。
■主な仕様
マウント キヤノンRFマウント
焦点距離 24〜105mm
開放絞り F4
最小絞り F22
レンズ構成 14群18枚
画角(水平/垂直/対角線) 74°~19°20’/ 53°~13°/ 84°~23°20′
絞り羽根枚数 9枚(円形絞り)
最短撮影距離 0.45m
最大撮影倍率 0.24倍
フィルター径 φ77mm
サイズ(最大径×長さ) φ83.5×107.3mm
質量 700g
付属品 ケース、フード